〜*〜 ロビー ちょっと 一息 気楽な話題で楽しんで 〜*〜

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#1292/1300 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.)  03/ 2/ 2(Sun.)  23:26  ( 48)
史記     一久
★内容
横山光輝 「史記」の安物本を古本屋で手に入れ
て読んでいます。

司馬遷  刎頸の友  呉の滅亡 項羽と劉邦

いまのところ、この四冊を読んだ。

史記列伝は、岩波文庫のものを読んだし、安能
務の「春秋戦国志」も読んだが、漫画で読み直す
のも悪くはない。

しかし、あいかわらず横山氏の登場人物は、顔の
区別がつきにくい。

その点、本宮ひろしの「赤龍王」は、脇役のオッサ
ン顔が豊富でわかりやすい。

本宮ひろし版の「史記」は作れないものだろうか。

本宮ひろしといえば、暴力漫画の元祖であるが、
氏の評価はもっと高くてしかるべきだと私は思っ
ている。

漫画家は今後益々、文化人として高く評価され
るであろうけれども、本宮氏の暴力系漫画は、
昔も今も、不当に低く評価されている。

しかし、よく現実の漫画をみれば、現在に至るす
べての少年漫画の基礎は、本宮ひろしのガキ大将
ものの亜流である。

ドラゴンボールにしても、ワンピースにしても、遊
戯王にしても、その基本となるスタイルは、ガキ
大将ものから一歩も出てはいない。

ライバルと戦い、友情が芽生え、新たな敵が現れ
る、というパターンにおいて、すべての少年漫画は
同じものだということができる。

その型を作ったのが、本宮ひろしである。

それ以前の漫画は、主人公が活躍し、脇役は、あ
くまでも脇役であった。

本宮方式によって「敵にもなり得る味方」、「味方
にもなり得る敵」が生みだされ、これによって物
語に奥行きが出せるようになったのである。



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