〜*〜 ロビー ちょっと 一息 気楽な話題で楽しんで 〜*〜

ログファイル >> 最新へもどる | 2101-2200 | 2001-2100 | 1901-2000 | 1801-1900 | 1701-1800 | 1601-1700 | 1501-1600 | 1401-1500 | 1301-1400 | 1201-1300 | 1101-1200 | 1001-1100 | 901-1000 | 801-900 | 701-800 | 601-700 | 501-600 | | 401-500 | 201-400 | 1-200
[ 検索(RT) ] [ タイトル一覧 最新 | 最初 ] [ メッセージ(総数: 100) 最新 | 最初 ]

#1326/1400 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.)  03/ 3/16(Sun.)  19:49  ( 62)
米軍、いかに戦うか     一久
★内容
米軍、いかに戦うか

 戦争において一番重要なことは、戦争目的の統一である。

 孫子いわく、一にいわく「道」と。

 朝鮮戦争において、アメリカには意志の統一がなかった。

 すなわち、北朝鮮の攻撃を撃退すればいいだけなのか、
 北朝鮮を討伐して朝鮮統一を目的とするのか、はっきり
 しなかった。

 マッカーサーたち現場の人間は、北朝鮮を打倒すること
 なしに勝利はないと信じ、ワシントンは韓国・日本の防衛
 だけでよいと考えていた。

 それゆえに、戦線は常に泥沼化する傾向を示したのである。

 さて、今回のイラク攻撃であるが、今のところはアメリカの
 意志は、はっきりしているようだ。

 つまり、フセイン政権を転覆させ、アメリカの傀儡政権を打
 ち立てることが目的である。

 ということは、湾岸戦争のときとは違い、必ずしもイラクの
 諸施設を攻撃する必要はない、ということになる。

 今回、アメリカが攻撃目標とするもの、それはサダムフセイン
 個人であり、彼を支持するバース党党員である。

 つまり、人の命自体が攻撃目標となる。

 さらに言えば、フセインたちを政権から引き離せばよいので
 あって、それさえ可能ならば彼らの命さえもどうでもいいので
 ある。

 たとえば、放送局を占拠するか、イラク側の放送施設を爆破
 して、親米政権側の放送局からイラク全土の放送を制してし
 まえば、事実上フセイン政権は存在しないに等しくなる。

 発電所や石油関連施設なんぞは、攻撃対象にはならない。
 むしろ保全したいものであるに違いない。

 軍事施設でさえも、抵抗しないのであれば攻撃対象にならない。

 放送局、マスコミ関連設備、国会、政府関係施設を爆撃して
 それに変わる傀儡政権の施設を稼働させる。

 あとはそれを阻止しようとして出てくるイラク軍をモグラたたき
 のように殲滅していけばよいのである。

 「人間の盾」になりたい、といってイラクに行った人がいるそう
 だが、上のことから言えば、志とは違った結果になるだろう。

 米軍は元々、発電所などを攻撃する気はない。

 ただ、勝敗が決したのち、武装解除を求めて発電所にもやって
 くるだけである。

 そのとき、「人間の盾」はどのような役割を負わされるのであろうか。

 発電所にこもったイラク人の「人質」になるだけではないのか。


[ ( タイトル一覧#1325-1306 | メッセージ#1325 ) 次 << 降順 >> 前 ( メッセージ#1327 | タイトル一覧#1345-1326 ) ]

番号またはコマンド=