#1412/1500　ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.)  03/ 8/ 4(Mon.)  22: 8  ( 55)
イラク問題     一久
★内容
よくわからないイラクの問題

　イラクに自衛隊を派遣することが、オイヤな人々がいるようだ。
　
　しかし、イラクになんらかの支援が必要であるという点は、認
めているかのようである。

　そこがよくわからない。

　イラクは危険なところであることは子供にでもわかるはずだ。

　そこへ支援に行くのであれば、自衛隊以外に誰が行くべきだ
といえるのだろうか。

　自衛隊がダメだ、というのであれば、命知らずの民間人以外は
行くべきではない。「日本政府はイラクのことなんて、ほっとけば
いい」と主張するべきだろう。

　「自衛隊は敵とみなすが、それ以外は敵とはみなさない」とか
いう勢力があるかもしれないが、そんな一部勢力のいうことを真
に受けていては、命がいくつあっても足りないだろう。

　「外人・異教徒はすべて殺す」という勢力もあるだろうし、自国民
でさえも殺害・強盗の対象になっているのが現在のイラクの治安
状態なのだから。

　そして、政府が人員を派遣する場合には、最悪の相手を想定して
誰を派遣するべきかを決めねばならない。

　当然の結果として、自衛隊以外に、それはあり得ない。

　ゆえに、イラク派遣法に反対するに足る理由があるとすれば、そ
れは、自衛隊の権限強化が不足であるという理由以外にはあり得
ないと思う。

　もっと自由に、武器使用が可能な法律にすべきである、という以外
に、正当な反対理由はないだろう。

　アフガニスタンのとき、日本人医師団のＮＧＯが、暴徒に襲われた。

　近くにいた自衛隊には、医師団を救出する為に出動する権限が無い。

　このとき自衛隊の部隊長は、医師団に医薬品を届けるという出動
理由をでっち上げて部隊を動かしたそうだ。

　しかし、自衛隊には発砲する権限もない。もし武力衝突になった場
合には、隊長自ら第一弾を発射することによって責任を引っ被る覚悟
であったという。

　実際には、整然と行進してくる「日本の軍隊」を見て、暴徒は算を乱
して逃げ出したので事なきを得た。

　このような幸運は、何度も続くものではない。現地部隊の権限の強
化は、緊急必要の課題なのである。



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