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#1482/1500 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.) 03/11/15(Sat.) 9:12 ( 68)
選挙結果と考察 一久
★内容
選挙結果 (毎日新聞 HPより)
自民 民主 公明 共産 社民 保守新 無会 尊命 自連 諸派 無所属
選挙区 168 105 9 0 1 4 1 0 1 0 11
比例区 69 72 25 9 5 0 0 0 0 0 0
合 計 237 177 34 9 6 4 1 0 1 0 11
________________________________
前議席 246 137 31 20 18 9 5 2 1 0 6
【考察】
・ もしも、比例代表制度だけであったならば
比例区だけを見れば、民主が逆転勝利しているから、もしも比例代表だけ
の選挙であったならば、政権交代が実現したといえる。
だが、それはあまりにも都合のいい考え方であって、公明党の議席数を故意
に見落としていることになる。
実際には、公明党と連立を組む自民党政権が存続することに変わりが無い。
それどころか、事態はさらに悪化する。
現実の小選挙区比例代表並列制度においては、公明党の議席数は、自民
党と組んだときだけ安定多数をもたらす。
しかし、もしも比例代表制度だけであったならば、公明党が味方するほうが、
民主党であろうと自民党であろうと、安定多数が取れる状態になってしまう。
つまりは、公明党の意志ひとつで、政権が左右されることになるのである。
まことに、恐ろしい事態といえる。第三勢力の帰趨によって国政が決定され
るのである。
比例代表制の悪弊、ここに極まれり。
( SIさんの好きな比例代表制度は、SIさんの嫌いな公明党を最大限に
利する結果を生むのでありまする )
・ もしも小選挙区制度だけであったならば
小選挙区だけであったとすれば、今回の選挙結果も自民党政権の存続が
認められたものだと言わねばならない。
公明党の占める議席はわずかに9議席となり、もはや連立を重視する必要
さえない。
政権交代への期待は薄れるが、実はこの選挙区の数字こそが実際の数値
であると思う。
いいかえれば、比例区の数字で民主が逆転したといっても、その中には、私
のような「今回は民主にだまされてやろう」という意見や、ムードに流された軽
薄な人気票が多数含まれているということだ。
ということは、民主党の党勢はここがピークで、あとは落ちる一方、というこ
ともあり得る。
マニフェストには、政権を取ったら何日後には指針を発表し、百日後、一年後、
というふうに計画を発表していく、とかいうのがあったと記憶しているが、同じこ
とを政権を逃した今も、いや、逃がしたからこそ、やらねばならない。
それをやらないと、所詮は選挙用の口約束だったのだ、と思われるようにな
り、前記のように、ここをもって民主党の最盛期は終わりを告げることになろう。
旧・社会党の二の舞をふむことになる。
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