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#1486/1500 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (********) 03/11/15(Sat.) 18:22 ( 24)
#1484 補足2 S1
★内容
二大政党制の代表例として、イギリスがある。
イギリスは、日本などに比べてまだまだ階級社会であるので、支持層
に富裕層の多い保守党と労働者主体の労働党の二つで、まずは民意の
反映が可能だということなのだろうが、今ではそれも行き詰まっている
ように私には思える。
サッチャー時代からしばらくの間は、英労働党というのは日本社会党
みたいな万年野党的体質だった。それが、中道リベラル路線に大きく転
換したことで、政権を奪取するにいたった。
しかし、その結果、保守・労働両党の政策は、非常に近いものになっ
てしまった。現在のブレア政権は、かつて保守党がしてきたのと同じよ
うな米国追随路線をとり、イラクに兵を送り、多くの犠牲者を出してい
る。それに対し、保守党の一部から非難の声が上がっているものの、党
を挙げて「米国追随をやめろ」とは言っていない。(言えないのだろう)
もしも今が保守党政権であったなら、とっくのとうに政権交代になって
いただろう。
では、「米国追随をやめたい」と思っている国民は、その意思を一体
誰に託せばよいのだろうか。
二大政党制では十分な民意の反映ははたせない。
そして、小選挙区制では大政党有利となって多党制とはなりにくく、
国民の総得票数では第二党の方が多いなどという事態もおこりやすい。
やはり、選挙は比例代表制がのぞましいのではないか。
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