〜*〜 ロビー ちょっと 一息 気楽な話題で楽しんで 〜*〜

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#1502/1600 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.)  03/12/ 8(Mon.)  20: 0  ( 68)
(ё_ё) なんといいますか、その〜     一久
★内容


>  「日本人は所詮○○なのだから欧米の下に甘んじて
>   いればよいのだ」
>  「女は△△だから男よりダメなんだ」
>  「黒人は(以下略)」
>  「XX人は(以下略)」

> どれほど冷徹な事実を示されたとしても、この種の
> 論理には不快感と反発を感じます。蔑視の論理と言い
> たくなりますね。

【Res】

 残念ながら、これらの例文は、「冷徹な事実」とはかけ離れたもので
あります。 それをもって、私の文も同様のもののように感じるというの
は、遺憾としかいいようがありません。

 SIさんは、もしかして近代政治の「政治的決定と正義との別」というも
のをご存じないのではないでしょうか?

 実は、旧SIG・SIMINの参加者でも、ほとんどの人が知らなかったよう
なのですが・・・

 私は政治学部どころか文系でさえなかったので、却って彼らの政治学上
の基礎知識を過信していた。 門外漢の私でさえ知っている超有名な著作
ぐらい当然知っていると思っていた。

 SIGの論客だけでなく、高名な評論家や政治家にも、「論語読まずの論語
語り」が少なくないことに気付いたのは、ずっと後のことでした。

 政治が行なう決定は、あくまでも政治上の決定にすぎず、それが本当に
正しいかどうか、神学的・道徳的な判断ではないということです。 そういう
ものは、文学だとか宗教だとかにお引き取り願おうということだ。

 この考え方が根底にあればこそ、違った意見を戦わせることも可能であり、
負けたほうも自説を捨てる必要もない。「真理は必ず再評価される」と思って
いればよい。

 そして、このような社会こそが、「冷徹な事実」を「蔑視の理論だ」として感情
的に処理することから、人間を自由にするのであります。

 プラトンやソクラテスもまた、この考え方を知らなかった。 彼らは古代人だ
から。 もし知っていれば、「ソクラテスの弁明」は生まれなかっただろう。


 【イスラム原論】

 補足しておきますと、イスラムにテロが付き物なのは、マホメットが神でない
というところにひとつの原因があります。

 マホメットでさえも、一予言者にすぎない。ましてや、その後の指導者においておや。

 なのに、政権を握った者のまわりには権威権力が集まる。これはおかしいではないか。

 ということで、テロが正当化されることになる。 もちろん、全員がそう考えるわけ
ではないが、そのような考えに正当性を与える根拠が存在するので、常にそれを
実行する人間を生まずにはおかない。

 明治時代になるまで、忠臣蔵や仇討ちが正当化される根拠があったのと、ある
意味似ているといえよう。

 蛇足: ご親戚にムスリムがいるなら、以前読書会で取り上げた、

      小室直樹 著  「イスラム原論」 集英社インターナショナル刊 1600+税

      を読まれることをお薦めします。



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