〜*〜 ロビー ちょっと 一息 気楽な話題で楽しんで 〜*〜

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#157/200 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.)  01/ 2/20(Tue.)   0: 5  (162)
モラルなきマスコミ     一久
★内容
さても、困ったものよのぉ...

いや、マスコミと与野党の政治家たちの「森降ろし」の喧騒のことである。

KSDにしても、原潜衝突事故ゴルフ事件にしても、会員権譲渡問題にせよ、
スキャンダルに毛の生えた程度の問題でしかないように思う。

神の国発言、その他の失言問題については、言うのも汚らわしい。一犬虚に
吼えて、万犬実を謳う、を地でいく珍現象であった。

政治家も、マスコミも、もう少しはまともな内容で論争できないものなのだ
ろうか?

とくに、野党議員諸君にいっておきたい。このようなマスコミの子供じみた
論調を武器として、政権を倒すことができたとしても、諸君らが内閣を持っ
たときには、今度は同じ虚言が諸君らを攻め立てることになるのだというこ
とを。

私は別に森総理を弁護したいとは思わない。ただ、このようなマスコミの幼
稚な言霊によって内閣が倒されるという前例ができてしまうことを恐れる。

こんな事例を作ってしまうと、以後の政治家は、マスコミにおもねった、甘
言を並べるだけの存在になってしまうであろうからだ。

__________________________________


マスコミはなぜ、森総理を憎悪するのか?

第一に、森政権発足時の経緯が問題だった、という。

だがこれは、私に言わせれば議員内閣制度というものを理解していない人の
妄言にすぎない。議員内閣制度の首相と、直接選挙制度の大統領との区別が
できていないのである。

議員内閣制度の首相というものは、議員の第一人者であるにすぎない。あく
までも、議員多数の支持を得るものが首相であるにすぎない。

法律で規定していない事態、たとえば、首相が意識不明の状態に長期間おか
れる事態が発生したならば、この首相を首相の地位に付けた議員(すなわち
自民党首脳部)は、連帯して責任を果たさなければならないのである。

ゆえに、小渕→森政権への移行は、略奪どころか、最近の自民党にしては珍
しい英断であった、というべきものである。


第二に、森氏は以前からマスコミへのサービスが悪いから、だという。

噴飯ものの理由である。なんとも嘆かわしいではないか。わが国のマスコミ
人の精神は、ここまで衰退しているのか。

じゃけんにされたから、意地悪く書き立ててやるのだ、といっているような
ものではないか。幼稚、極まりない。


第三に、失言が多いから、ともいう。

だが、その失言なるもの、冷静に森氏の言葉を聞けば、それほど問題になる
ようなものではないことは、失言騒ぎのあった頃から言われていた。

つまり、失言自体が、幼稚なマスコミ人によってイジワルく脚色されたもの
である。

しかし、この脚色付きの「失言」を、自ら書きたてていく内に、それが動か
しがたい事実であり、許すべからざるものである、という心地よい興奮と怒
りがペン先にこもるようになる。

ヒットラーは言った。

「解かり切った嘘でも、何回も言っていれば本当になる」と。

平成13年の日本のマスコミ人諸君。君たちは優秀なヒットラーの生徒である!

__________________________________

森総理の功績

あんまりにも、悪口ばかりが横行しているので、ちょっとは弁護しておいて
やろうか。

第一点、

マスコミ批判をしたこと。こんなことをするから幼稚なマスコミにイジメら
れるのだが、この総理の姿をみて、腹の底で喝采を送っていた人も少なくな
いと思う。

第二点、

IT革命を唱えたこと。TVに出てくる識者とやらのいうのは、総理がどこ
まで解かっているのか疑問というような声が多いし、私もそう思う。

しかし、ここまでハッキリとITに力を入れると宣言した首相はいなかった。
去年の週刊アスキーのコラムにも同様のことが書かれている。かくも鮮明に、
時期を明らかにしてITに力を入れると言った総理は初めてだと。

これによって、「IT革命」はひとつの流行語となり、インターネット普及
に相当の弾みをつけたことは否定できない事実であろう。

政治家は言葉で社会を動かすもの。ならば、「IT革命」で少なからず世相
を動かした森氏には、十分な政治家の資質があることになる。

第三点、

首相として初めて、アフリカ南部を訪れたこと。

ここで、森氏はいわば外交辞令的な友好関係を訴えたのであるが、アフリカ
および、ヨーロッパの反響は大きかったという。

サハラ以南のアフリカに、日本が感心を示したということが大きなニュース
だったのだ。

アフリカとヨーロッパにとって、この地域への日本の登場は、彼らの関係を
再点検させずにはいない大事件なのである。

第四点、

あの転落事故の犠牲者に対して、自身で弔問に出かけたこと。

当初、韓国の報道では、「親子二代で、日本の犠牲になった」というような
内容の報道のされかたもあったそうだ。しかし、森首相自身が弔問に現れた
との報道を受けて、この種の記事は姿を消した。

いま、この文を読んでいる貴方自身、森総理自身が弔問に現れたと聞いたと
き、いささかなりとも驚かなかったであろうか? 普通、このような場合、
官房長官に弔意を持たせるぐらいではなかっただろうか?

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【原潜事故ゴルフ問題】

森総理がゴルフを中断して官邸に駆けつけなかったことは、国家危機管理
意識の欠如である、という。

阪神大震災のときにゴルフをしていたのならば、そのとうりだろう。しか
し、この事故とは内容が違いすぎる。

大震災の場合は、刻々犠牲が拡大する懸念がある。故に、一刻を争う指揮
が求められる。

原潜との衝突事故の場合は、最悪でも犠牲者は9人までである。また、遠
いハワイの海でのこと、指揮権を発動しようとしても、なにができるでも
ない。

形だけでも、急いで帰れば非難を浴びないですんだ、ともいう。

ずいぶんと卑屈なご意見である、というしかないと私は思う。転落事故で
弔問に訪れることによって、外交上の利点が生まれた。これは、森氏の点
数稼ぎであっただけでなく、国益を生む行為であった。

ハワイ沖の事故で、大騒ぎして官邸に戻ることが、国益に寄与するであろ
うか? もちろん、森氏の人気取りにはなるであろうけれども。

私ならば、森氏にこう答弁させるであろう。

「ぶつかった潜水艦が、北朝鮮や旧ソ連のものであったならば、おっとり
刀で駆けつけたであろう。しかし、相手はアメリカの原潜であり、ハワイ
の近くであるという。ならば、アメリカ海軍の良識と誠意を信じる以外に
ない。彼らは最善を尽くして行方不明者の捜索を行うであろう。なにより
も、アメリカの名誉の為に。そう考えたからこそ、あえて忍心を持って平
静を装ったのであります」と。



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