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#1769/1800 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (********) 05/ 6/ 6(Mon.) 21: 8 ( 23)
シリーズ教育 5 一久
★内容
学問・研究のための教育
最後に、学問・研究のための教育というものがある。
職業上の知識・技術を身につける為の教育よりも、さらに深く幅広い
カリキュラムを用意する必要がある。
なにかを勉強したいと思ったとき、その対象について深く知るための基礎講座、
より焦点を絞った専門の講座、さらに先輩研究者ごとの専任講座が用意され、
誰もが努力しだいで目指す最先端の学問にたどり着けるようなシステムを構築
しなければならない。
そのうえで、独立した研究者に必要な「研究するための手法の教授」を行う場
と、研究論文を発表する場所、そして、学者間で質疑応答や討論をする場所を
設けねばならない。
これらは、インターネットの発達した今日では、技術的にはさして難しいこと
ではないが、事務的にはいまだほとんどできていないことである。
学界全体を見渡して、学問大系を構築する視野を持ち、かつそれを実行できる
政治力を持った学者など、どこにもいないからである。梅棹忠夫氏が三十年若
かったら、あるいはできたことかもしれない。
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