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#1914/2000 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (********) 06/ 7/ 9(Sun.) 21:53 ( 24)
「銀座刀剣祭り」に行ってきた 一久
★内容
御堂筋のオーパのとなりのビル、9F催し物会場。新聞に何度か広告を出して
いたわりには、小さな催し物だった。これなら、見本市会場の骨董展のほうが
多いぐらいだ。
幕末の刀で十万円(二尺四寸:普通より若干長め)というのがあった。サービス品で
半額だということだったが、中身を見せてもらって「ああなるほど」と思い、同時
に、失笑するのを我慢せねばならなかった。
細過ぎる。西洋のサーベルみたいな細さなのだ。
幕末の刀は、時代を反映して、実戦向きの重厚長大タイプが普通である。なのに
異様に細い刀というのは問題がある。
つまりそれは、火事にあったか、よほどの錆びがあったかして、使い物にならなく
なったものを、大幅に削って、刀の形を取り繕ったものであるはずだ。
本来は、もっと長く、太い刀であったに違いない。それを細身になるほど刷り上げ
てあるのだから、元の刀の皮鋼なぞ、ほとんどついてはいまい。十万円という捨て値
は、まさしく、鞘と柄だけの値段なのだ。
この刀剣祭りでの収穫は、「小柄(小刀)」の時代物を見ることができたことだ。
現代のものよりも、かなりぶ厚い。これならば、手裏剣のように投げることも
あるいはできたかもしれない。
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