〜*〜 ロビー ちょっと 一息 気楽な話題で楽しんで 〜*〜

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#2017/2100 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.)  07/ 4/12(Thu.)   9: 7  ( 48)
石原都知事の退職金     一久
★内容
どこかのテレビ番組で軽薄そうな記者が石原都知事に退職金が高すぎるとかなんとか
質問(?)しているのを見たが、高い思うか安いと思うかは、基本的には主観の問題
であろう。また、算出金額は法的制度的問題であり、主観でこれに介入することは問
題であると言わねばなるまい。

たとえば、某県知事は退職金はいらないとか言ったとか伝聞したけれども、これは良
く言えば「ガメツクナイ」ということになろうが、悪く言えば「責任を放棄している」
のだと言えないこともない。重責を全うする見返りに、十分な報酬を受け取ることは
全く健全な態度であるからだ。

「クランケ(患者)の命をあずかる医者が、十分な報酬を要求して何が悪い」
(ブラック・ジャック)

ただし、ブラックジャックはこうも言っている

「私はねぇ、もし手術に失敗したら、殺されたっていい覚悟でやっている」

そして、明らかに自分のミスではない原因によって患者を救えなかった場合でも、
一人悶々荒れた日々を過ごすのである。

高いか安いかは個人の主観の問題である。だから、単に金額の多寡をもって高す
ぎると主張することは児戯に等しい。

高いと思う自己の主観が、真に正しい主観であるのかどうか、主観が妥当なもの
であるのかを検証することこそが、高いか安いかを真に見定める方法である。

では、妥当な主観とはどういう方法で得ることができるであろうか。

まずひとつ言えることは、業績を上げた知事の退職金と、そうでなかった知事の
退職金では、同額であることが望ましい、とは誰も思うまい。横山ノックと、
石原慎太郎の退職金が同じであったら、誰も承知するまい。

ということで、くだんの記者や、「石原憎し」の人に聞くが、石原慎太郎の業績
は、12年間で1億5千万という退職金の価値も無かったというのであろうか。
プロ野球選手の契約金程度の値打ちも無かったというのだろうか。

もうひとつの判断方法は、市場価値があるかどうかで計ることだ。つまり、よその
都道府県の有権者が、石原なら退職金を多めに出すからきてほしい、と言うかどうか。
あるいは、もっと出すから、我が県に来てくれ、というかどうかである。

私は大阪府民であるが、石原氏が都知事を辞めて大阪府知事になってくれるのであ
れば、三億円ぐらいの契約金を府の予算から出してもよいと思っている。ほっとけ
ば、年度末予算消化の為の無駄遣いで消えて無くなるような金額ではないか。

石原なら、五億でも十億でも欲しい、という道府県はいくらでもあるのではないだろ
うか。逆に、十円でもいらんという知事が、ほとんどではなかろうか。

以上の二点から見て、私には石原都知事の退職金は、きわめて安いものだとしか
(主観的に)思えないのである。

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