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#2066/2100 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (********) 07/10/13(Sat.) 20:22 ( 35)
亀田問題 一久
★内容
【戦略が間違っている亀田大樹】
相手のチャンピオンは、スリーピングスウェーの使い手であり、その高等技術は
レフェリーでさえも感知できなかったがゆえに、世界タイトル奪取に失敗してきた
ほどのものである。高等すぎて、評価されなかったのだ。「疑惑の判定」で亀田兄
が勝利したのとは、真反対の選手であった。
さて、おそらく史上最高のスウェーテクニックを持つこのチャンピオンに対して、
未熟な亀田が取るべきであった作戦は、「勝ちを意識せず、持ち味を出す」という
ことだったはずだ。平たく言えば「横綱相撲をする」ということだ。
亀田が自慢の強打を連発し、チャンピオンがそのスーパーテクニックで捌く。
試合終了まで、チャンピオンがかわし続ければチャンピオンの勝ち。
捉えることができれば亀田の勝ち。
これほどスッキリしている試合もないだろう。もしも、これで負けたとしても、
亀田のイメージに傷はつかない。
プロレスラーには、百戦百反則負けでも商品価値を保持する選手がいる。キャラ
が立っているからだ。亀田も意識すべきは、勝ち負けではなく、「弁慶」のキャラ
でこそあった。チャンピオンのキャラは、まさに「牛若丸」のそれではないか。
ならば、ブンブン振り回す試合こそが望まれた。
京の都の橋の上で、弁慶がすべきことは、長い薙刀振りかざし牛若目掛けて撃ちか
かる、ことであって、つばぜり合いや組み打ちで牛若を捉えようとする行為ではない。
もしも弁慶がそんな「勝つ為の手段」に固執したならば、その後の弁慶の美談も活躍
も、ありはしない。あくまでも自分のキャラを通し、不利と知りつつも大薙刀の旋風
に賭けた潔さこそが、弁慶の真骨頂なのである。
亀田大樹もまた、負けてもいいから、自慢の強打を最後まで繰り出し続けるべき
であったのだ。
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