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#2081/2100 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (********) 07/11/ 3(Sat.) 8:30 ( 35)
政治原論 1、 政治の目的 一久
★内容
【 政治の目的 】
政治の目的とは、なにか。
それは、結局のところ、良き献策を取り入れ、より良き社会を
作ることである。
ゆえに、すべての政治は改革主義である。ただ急進改革か、保守
改革かの違いでしかない。改革という意識の生じない社会には政治
もまた存在しない。いや、必要ないというべきであろう。
頑固な伝統主義においては、いままでがそうであったから、という
だけの理由で、すべてが正当化され絶対視される。このような状況
においては、政治がすることは、ただ単にそれを実行し、反逆者を
封じ込めることだけである。
このような社会においては、政治イコール警察であり、政治イコール
行政となる。警察や行政の官吏が、人民を縛り上げる図式である。
そのような行為だけが政治であると認識されている社会である。
このような行為もまた、政治の一部ではるが、これは獣の群れの掟
となんら変わるものではない原始的な政治である。社会やルールを
改革することによって、より良い社会を作ろうとしたとき、初めて
「 人の群れ 」は「 人間社会 」に変わる。
ゆえに、改革を志す政治というものは、太古の昔から存在する。
人が人間になったときから、すでに始まっているのである。
これからこの論文で考察していく「政治」とは、このような改革指向
の「人間の政治」のことであり、ヒトという動物の群れを支配する
「前政治」のことではない。
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