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#252/400 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで *** コメント #251 ***
★タイトル (iti@msi.) 01/ 4/10(Tue.) 21:43 ( 38)
Re:251 一久
★内容
矢口高雄
矢口高雄の絵が、アトムと同じに見える、というのは、ちょっと理解しがたい
ですけど....矢口自身は、いくら真似をしても手塚の絵とはどこかが違う、
その理由を白土三平の劇画に出会って初めてわかった、とのべています。
手塚の絵は「円」の絵であり、白土や自分の絵は「線」の絵なのだ、と。
本宮ひろし、という漫画家の言葉に、漫画家の最低限の資質は目だ、魅力ある
目ん玉が描けるかどうかだ、というのがあります。
人物の目を見れば、大抵の作家は見分けられるはずです。
「蛍雪時代」と同じ講談社文庫の「ぼくの手塚治虫」という本に載っているこ
とですが、矢口高雄はのらくろ世代というよりは、のらくろから手塚時代への
移行期の人です。
これは矢口に限らず、藤子不二雄はじめ、トキワ荘の面々にもいえることです
が、旧漫画から新マンガへの変化をこの世代の漫画家たちは経験しているわけ
です。
矢口高雄は、もちろんノラクロも知っている世代ですが、手塚治虫による革命
的変化の時代のまっただ中に育ち、白土三平の劇画を経て、三十代でデビュー
した異色の漫画家です。
ちなみに、矢口高雄というペンネームの名付け親は、あの梶原一騎です。
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英語のベルバラは見たことあるかどうかさだかでないが、いくつかの少女漫画
の英語版がでていることは知っています。
ただ私は、英語よりも、むしろ中国語のマンガのほうが興味がありますが。
たとえば、「ヒカルの碁」は、香港・中国・韓国・タイで現地語版がでている
そうです。
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