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#298/400 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.) 01/ 5/15(Tue.) 9: 4 ( 68)
放談掲示板 一久
★内容
放談掲示板】
好きに放談できるのが、自前の掲示板の良さでしょうね。
もっとも、私の場合、旧SIG・SIMINでも、こんな調子でしたが。
あのころは、そんな参加者が結構大勢いたように思います。
所詮、政治というものは、精密な議論の似つかわしくないものであると
私は思っています。
なにが正しいのか、良い結果とはなんなのか、誰にも判らないものだか
らです。牛肉やオレンジの自由化は、アメリカのペースで進みましたが、
さて、その結果は、あのとき言われていたほど悪いものだったでしょう
か?
これからのこともあるものだけに、良いとも悪いともいえませんが、少
なくとも、当時の悲観的な未来像とはかなり違っているといえましょう。
政治のことは、すべて、そのようなものであり、何人にも正しい予測な
どというものは不可能なのであります。
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議会というものの存在価値は、まさにここにある。
つまり、自分たちと違う考えの持ち主を排除するのではなく、議会の中
に政敵としてプールしておくという機能を持たせてあるのです。
未来を正しく予見できる人間はいないが、現実というものが、何が良い
ことだったのかを少しずつ明らかにしていく。
自分の考えが、現実によって否定されれば、その事態を予見していた政
敵に場所を譲ればいい。
政敵とはいっても、それは志を共にする同士であり、単にその手法が違
うことから対立しているにすぎない。故に、自分の考えが間違っていた
と判れば、敵に道を譲ることができるのです。
....といっても、これはちゃんとした政党政治における議会の場合。
マクドナルド(だったかな?)とチャーチルは、まさにそのようにして
政権を交代した。
だが、今の我国の国会にそれが当てはまるのだろうか?
政党にしても、派閥にしても、議会に議席を持つ目的において、「志」を
同じくしているのだろうか。大変に疑問である。
志とは、国家・国民の繁栄と安泰のことである。
今の政党や派閥は、単に、金銭関係と人間関係によって結びついている
だけではないだろうか。
派閥にもいい面もある、というが、まずもって、志を同じくしているの
だということを確認せぬ限り、旧来のしがらみから抜け出すことはでき
まい。
そのようなものから抜け出さないかぎり、是々非々で判断することは出
来ない。つまり、政策を検討する能力を持つことは出来ないということ
である。
ゆえに派閥解消は、この意味において、絶対に必要なことなのである。
個々の人間が、Aの件では橋本氏に賛成だが、Bの件では野中案に賛成
だ、と言えるようにならない限り、この人の頭脳は政策の決定に参与し
たことにはならないのであるから。
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