〜*〜 ロビー ちょっと 一息 気楽な話題で楽しんで 〜*〜

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#299/400 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.)  01/ 5/15(Tue.)   9: 5  ( 58)
一軍・二軍     一久
★内容
マスコミには一軍と二軍がある】


今日の産経新聞のコラムに、スキャンダル報道の絶対的容認なくして、
自由も民主主義もない、とかいうような文章があった。

例の、個人情報保護なんたらという法律案に関してのものだ。

しかし、それはちょっと違う、というより、無理な注文であるように
思える。

というのは、大衆は、スキャンダル報道を求める一方で、その種の報
道を否定するものだからである。決して、大衆=スキャンダル報道好
き、ではないのである。

大衆は、ふたつの矛盾した欲求をもっている。

もし、スキャンダル報道を絶対化しようとすれば、必ずや、それに反
対する大衆によって否定されることになるだろう。

そうなれば、スキャンダル報道を潰そうとしている、権力者達の思う
ツボになってしまう。

ではどうすればよいのか。

答えは簡単であり、それぞれの報道機関が分限を守り、己の社会的使
命を果たすべく努力すればいいだけのことなのだ。

つまり、週刊誌やスポーツ紙やフリーライター、あるいはTVのワイ
ドショーなどは、スキャンダル報道に血道をあげてもよいが、大新聞
社や報道番組は、そこから距離をおかねばならない、ということであ
る。

新聞や報道番組が、週刊誌やワイドショーのようなマネをするから、
今回のような法案が出てくるのである。

マスコミは騒いでいるが、大衆の少なからぬ人々は、「いい気味だ」
と思っているであろう。少なくとも、私はそう思っている。

報道機関には、一軍と二軍がある。一軍たる新聞や報道番組に携わる
者には、真実を追究するという使命があるのだ。騒ぎを大きくする為
に、誤解を招くような報道をするようなマネは、決してしてはならな
いのである。

その種の行為は、二軍たる、週刊誌やワイドショーの役目なのである。

このように、それぞれの報道機関がその分限を守っていてこそ、大衆
の持つ、二つの矛盾する欲求に答えることが出来るのである。

また、権力者のほうでも、どんなに週刊誌が騒いでも、一応は取り澄
ましていることができる。故に、これらの報道を大目にみることも出
来るのである。

だが、新聞や報道が、週刊誌まがいのことをやりだせば、権力者も、
凶暴な顔を覗かせるようにならざるをえないのだ。

古人いわく、「愚民(マスコミ)の上に辛き政府あり」と。



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