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#304/400 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.) 01/ 5/20(Sun.) 22:26 ( 78)
万年筆を買っちゃった 一久
★内容
万年筆を買ってしまった....
ヘミングウェーのマネをしようという訳ではないが、ひとつぐらい
高級な物を持っていてもよかろうということで、万年筆のいいのを
買うことにした。
普通、こういう場合に男は、ロレックスなんぞを欲しがるものだろ
うが、私は、「身につける物は必ずキズを受ける運命にある」とい
う信念を持っているので、腕時計なんぞに金をかける気にはならな
い。
車とか、時計とか、こういう物は、不慮の事故にあって壊れること
を覚悟で買うべきものだと思う。キズつけられた、などと言って、
騒ぐべきものではない。そんなものを天下の往来に持ってくるほう
がどうかしているのだ。
当然、この万年筆も、書斎を出ることはない。外で使うなら、800
円のパーカーのほうがよい。
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カタログを何種類か調べて、モンブラン149とペリカンに絞り込
んだ。そういえば、どっちもドイツだ。
噂に聞くモンブランの万年筆というやつ、見た目はいまいちに思え
たが、なんといっても、高級万年筆の代名詞だから、これを第一候
補にして、あとは実際にペンにふれてから決めることにする。
難波O−CATの「丸善」で試してみる。
モンブラン、その代表格ともいうべき149。しかし、実際に書い
てみると、わずかに紙にひっかかる。別のペンを出してくれたが、
そっちのほうが書き味がさらに悪い。
店員の話では、モンブランには、一本一本、出来不出来がある、と
のこと。ペリカンのほうは品質が安定しているそうな。
で、こんどはペリカンを試す。
ペリカン代表、スーベレ−ン1000と800。
1000はモンブラン149と同格の大きさ。800は少し小さい
が、ペン・オブ・ザ・イヤーを取ったペン。
どちらも、モンブランより書きやすかった。持ち味では800、書
き味では1000が優れている。
モンブランを含めて、何度も書き試した結果、ペリカンの1000
にすることにした。
ペリカン万年筆は、トーマスマンやレマルクに愛用されたそうだ。
「ペリカン・スーベレ−ン・M1000」
スーベレーン、スベレーン、スベレヘーン、スベレヘン! 万歳!
これからは、「すべれへん」M1000、と呼ぶことにしよう。
すべれへん、とはゴロがいい。なにか国家試験でも受けてみようか?
英語風に読んでも、「すーべらん」。
丸善のシールには「中字」と書いてあったが、ペン先の文字とカタ
ログをつきあわせてみると「M:太字」とあるぞ。
丸善の店員、Mだから中字だと早合点したようだ。
まあ、気に入っているからいいけど。
そうそう、以前買った1000円のパーカーと比べて見ると、比較
にならないくらいに良い書き味だ。このパーカーも悪くないと思っ
ていたのに、並べて比較すると、差が歴然となる。
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