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#63/200 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.) 01/ 1/10(Wed.) 21:53 ( 27)
目と耳2 一久
★内容
目と耳 U
【漫画を考える】
どんなに読書に疲れていても、漫画なら読むことが苦にならない。なぜ
そうなのか。
漫画を読むとき、絵は視神経に送られ、文字は聴神経に送られる。ゆえ
に、漫画を読むとき、登場人物たちが語りかけてくるように感じる。
つまり、漫画を読むとき、我々はセリフを読んでいるのではなくて、文
字を聞いているのである。だから疲れないのである。
同様に、よく活字だけの本を読む人は、漫画以外の本の文字もまた、読
むのではなく聞いているのである。
本を読んで場面を創造すべし、とよくいわれるが、これは結局は文字を
聴神経で処理し、創造した場面を視神経に送る行為にほかならない。
これができないで、文字を読もうとすると、目が疲れるのである。
漫画の場合、視神経に送るべき情報を漫画家が提供してくれるが故に、
無理なく文字を聞くことに専念できるのである。
だがすると、速読というのはどうなるのだろう。読まずに見るのだ、と
いうのが速読なのだそうだが...
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