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#630/700 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.) 01/11/12(Mon.) 20:53 ( 37)
太郎と次郎 一久
★内容
【太郎と次郎】
横浜のランドマークタワー展望台で、太郎と次郎のショーをやっていた。
それはいいのだが、最後にオヒネリをネダルとき、太郎師匠がこういった。
「いまどき百円ではなにも買えません、云々」
さて、
仔細な点にこそ大事が隠れているという。(フロイトだったかな?)
この一言から、私は太郎と次郎の命運はすでに尽きかけていると判断した。
つまり、太郎師匠の頭の中には、千円札をくれる客しかなくて、百円を握り締めた
子供達の姿はないのである。
大衆の支持よりも、大枚をくれる上客のほうに目を向けているのである。
数人から千円をもらうほうが、十数人から百円をもらうほうが効率がいいかもしれない。
しかし、このような言葉を聞いた百円の客は、以後、茶の間のテレビの前で、太郎と次郎
を好意的な目でみることはなくなるであろう。
百円の大衆の支持を失えば、必然的にTVの出演依頼も減る。
TVにでなくなれば、千円をくれる上客もいなくなる。
千円の上客は、あくまでも百円の大衆の人気が作り出した幻影にすぎないのだ。
大衆芸能が大衆から離れれば、むはやその死は時間の問題となる。
太郎と次郎よ。
汝の日は数えられたり。
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