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#708/800 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.) 01/12/30(Sun.) 22:59 ( 55)
売れない雑誌 一久
★内容
うれない雑誌
なにやら、雑誌が売れないのだそうな。
携帯メールに客を取られたのが原因だろうとのことだ。
確かに、客の取り合い、パイの食い合いはあるだろう。
しかし、それ以上に雑誌というものが現代人の生活様式に合わなくなってしまった
のが真の原因であるように思える。
いや、そもそも、昔から問題はあったのだ。ただ、ライバルがいなかったので、そ
の欠点が目だたなかっただけのことだ。
雑誌の欠点はいろいろあるが、まず第一に、捨てられないということが挙げられる。
捨てられないから邪魔になる。バックナンバーをずらりと並べることのできる家庭
なんて、そうザラにはない。
それならば、いっそ、捨てることを前提にした雑誌を作ったらどうだろうか?
捨てることを前提にする、つまり、記事を破くことができるようにすればいい。
面白いと思った記事を、切り取り線からビリビリ破りとれるようにすればいいのだ。
そうだ、破り取ったページをファイルできるように、ルーズリーフのような穴をペ
ージの端にあけておこう。収集したい情報だけを残しておけるようにするのだ。
当然、広告や記事のレイアウトも今のそれとは異なった形式に変える必要がある。
つまり、見開き中心を止めて、表裏単位の編集にしなければならない。
ちょうど、電気屋の店頭においてある、パソコンの宣伝パンフレットのように、表
に写真、裏に情報、というようなスタイルが基準となる。
読者は、必要なページを一枚ちぎって、それをもって「うまい店」にいけばいい。
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このスタイルの雑誌は、ちぎられることを前提としているので、立ち読みを排除す
る処置を取ることが容認されるはずだ。
立ち読みを許せば、欠陥品にされる危険が大きいので。
ということで、この雑誌は、ビニール包装を施して、立ち読みを百%排除すること
ができる。これも、利点のひとつである。
古新聞でさえも、焼き芋をつつむことの役にたつ。
これまでの古雑誌は、まさに何の役にも立たなかった。
ちぎれる雑誌は、古新聞ほどではないが、ちぎれるがゆえに、すこしは役にたつだ
ろう。
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