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#757/800 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.) 02/ 1/16(Wed.) 22:38 ( 31)
戦国末期と現代 一久
★内容
戦国の国になぞらえられる現代
数日前の産経新聞の夕刊に、宮城谷昌光の小説風に、現在の世界を
戦国の国にたとえているコラムが載っていた。
アメリカは秦、中国は楚、ロシアは趙、だとか。
そこには日本は載っていなかった。
私ならば、日本を斉にたとえるだろう。
斉は、西方の秦に次ぐ東方の大国である。太公望を祖とし、春秋戦
国時代を通じて何度か威勢を張ったが、数代前に諸国を敵に回した
戦争をやって破れ、それ以後精彩を欠くようになる。
国内の政治も乱れて、最後は秦の李シの賄賂工作によって、無血開
城して秦に下る。これで秦による天下統一が完成した。
バブル崩壊後、シュンとしている日本、不正のはびこる様子、アメ
リカ追従の姿勢、などが、よく似ている。
斉の国力はしかし侮れるものではなく、もし李氏による工作がなか
ったならば、秦の天下もなかったかもしれない。
孫子の兵法を色濃く継承している斉の軍隊が、頑強に抵抗すれば、
秦がこれまで攻め滅ぼした国も、こぞって反秦の旗を挙げる危険が
あったからである。
そうなれば、以前の斉と同様に、秦が諸国に攻め滅ぼされることに
なりかねなかった。
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