〜*〜 ロビー ちょっと 一息 気楽な話題で楽しんで 〜*〜

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#764/800 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.)  02/ 1/19(Sat.)  22:52  ( 64)
インフレ考     一久
★内容
昔、インフレのことを調べたくて、ちょっと経済学の本を読んでみた
  ことがある。
  
  驚いたことに、そこにあったのは、いや、そこにはなにもなかったのだ。
  
  インフレだのデフレだのについて、経済学が究明したことといえば、我
  々が小学校や中学校で習ったこと以上のものではない。
  
  困ったモンである。
  
  ________________________________________________________________
  
  しかたがないので、自前の理論を作るしかない。
  
  そもそも、経済的に豊かな社会とはどういうもんであるのか。
  
  まあ、いわば、チョコット働くと、多くの物を買うことができる、っちゅう
  のが、豊かな暮らしというものじゃろう。
  
  ということは、生産性が高ければよいということになる。
  
  けれども、普通は、生産性が向上すれば、人手が不要になり、失業者が増
  えるもんぞなもし。
  
  というて、ワークシェアリングたら言うて、人手を減らさんようにすれば、
  生産性は落ちる。落とさんようにしようとすれば、賃金を減らすしかない。
  
  どっちにしても、豊かさとはほど遠いものになりよるばってん。
  
  ほんだからして、ケインズは言う。
  
  公共事業を起こして、仕事をつくりゃええじゃんか、と。
  
  人手が余ってる、ちゅうたって、では、欲しいもんがなんもないのんか、
  といえばそうではない。
  
  欲しいもんはいっぱいあるんじゃけんども、買う金がないんじゃ。
  
  だったら、買う金を得ることができるように、仕事を与えればいいという
  ことになるんじゃの。
  
  さて、その金の出所じゃが、印刷機で金を刷ってもいいのんか、それとも、
  金に見合う国債を売らねばならないのか、という問題に突き当たる。
  
  普通になんも考えんと決めれば、そりゃあ、国債と引き換えにせんと不味
  いんちゃうか、と思うじゃろう。
  
  だからして、赤字国債が出回ることになる。
  
  しかし、我思うに、そんなことはないはずじゃ。
  
  要は、生産力に見合った貨幣を供給することにあるのだから、生産に結び
  つく使われ方をするのであるならば、国債で引き換える必要はないのじゃ。
  
  いや、生産が増えるということは、国富が増えることなんじゃからして、
  それに見合った貨幣の増量こそ、必要なことなんじゃ。
  
  そして、貨幣には、現物の貨幣とは別に、銀行が作り出す信用創造という
  ものもある。銀行の信用創造力が激減している今の日本においては、より
  膨大な量の貨幣発行が必要なんじゃな、これが。
  
  
  まあ、現実には、政府が日銀引き受けを命じるだけで、いいのであって、
  実物の貨幣が溢れ出る必要はないのじゃが。
  

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