〜*〜 ロビー ちょっと 一息 気楽な話題で楽しんで 〜*〜

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#85/200 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.)  01/ 1/18(Thu.)  21:23  ( 57)
対話編     一久
★内容
自由論 V


対話編 そのT


ソックリカエル: ねぇ、プランクトン君。君は自分の意見を絶対正しいものだと
         思うかい? それとも、もしかすると自分が間違っているかも
         しれないと自省する心をもち続けているのかい?

プランクトン : そんなことは聞くまでもなかろう。もちろん、常に自分の見解
         をより良いものにするためにも、自省をおこたってはいないさ。

ソックリカエル: では、君は自分の支持する政策が議会で否決された場合、がっ
         かりするかね? それとも、ほっ、と安堵するだろうか?

プランクトン : なんてことを聞くんだい、ソックリカエル!

         世の中に、自分の意見が否定されて安堵する人間なんて存在す
         ると思うのかい? いったい、どうかしちまったんじゃないの
         かい?

ソックリカエル: しかし、君はさっき、自分の意見を常に自省していると言った
         じゃないか。ちがうかね?

プランクトン : いかにもそう言った。それがどうかしたかい?

ソックリカエル: ということは、君が支持する政策についても、それが間違って
         いるかもしれないと思っているということだろう?

プランクトン : そういうことになるね。

ソックリカエル: では、その間違っているかもしれない政策が、幸いにして否決
         されたならば、ほっと胸をなでおろす幸運を甘受してよいので
         はないのかね? なぜならば、君は否決されることによって、
         国家に誤った政策を採らせることになるかもしれないという罪
         から免れえたのだから。

プランクトン : ちょっと待ってくれ、ソックリカエ! それは程度の問題だよ。
         確かに僕は常に自省する心を放棄することはない。それこそが
         知性というものだからだ。しかし、それをしてなお、真実と思
         えるものを支持するんだ。

         間違っているかもしれないという思いと、その政策を支持する
         という思いは、決して五分五分じゃない。支持することが真理
         だと思う心のほうが圧倒的に多いときにこそ支持を表明するの
         だ。だからこそ、それが否決されれば悲憤するんだ。

ソックリカエル: なるほど。紳士・プランクトン君に乾杯!

         しかし、では.....

         おっと、時間だ。風呂にはいらなきゃ。

         続きは次回に。




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