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#931/1000 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.) 02/ 4/21(Sun.) 22:47 ( 62)
空欄があった 一久
★内容
日記ソフトに空欄があった。
このソフトは、起動時にその日のページを開くので、書き込みが日付
よりも遅れた場合、書いていない日のページを飛ばすことになる。
今日、さかのぼってみていて、空欄を二カ所見つけてしまった。
今、その空欄に書いています。 (3/31日のところ)
本当の日付は4/21です。
なぜさかのぼっていたかというと、今から書こうとしているネタを、以前
に書いたかどうかを確認するためですだ。
どうやら、まだ書いていなかったらしい。
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もう一カ月ほど前の話になるが、新聞に中国通の人の話が載っていた。
その人がいうには、日本人は史記だの論語だのをありがたがるが、中国
人の間では、そんな大昔のことよりも唐だの明だの清だのの時代のこと
のほうが影響力を持っている。
邪馬台国や日本書記のことをもって日本人を語られると面食らうようなも
のだ、とおっしゃるのである。
これについての感想。
いいたいことはわかるけれども、邪馬台国うんぬんというたとえはいただ
けない。
日本人が史記を重視するのは、それが戦乱と進歩の時代であり、独特な
事例に富むからである。実際、中国の諺のほとんどはこの時代に生まれ
たという。
日本人は、単に古いからではなくて、中国のもっとも躍動していた時代で
あるから春秋戦国時代を重視するのである。
だから、日本の例でいえばそれは、やはり戦国時代や明治維新、あるい
は源平や南北朝のような戦乱の時代になる。
ということで、この人のたとえはよろしからず。
しかしながら、その大意は理解できる。
日本でいえば、たいくつな江戸時代にこそ、現代日本人の精神のもとが
あるということであろう。
おなじように、我々からみれば退屈極まりない平安の時代にこそ、中国人
のもとがあるのであろう。
ちなみに、中国の正史というものは、とんでもなく退屈らしい。
中国の有名な歴史家が、正史を全部読むぞ!と誓いをたて、(有名な歴
史家がそれまで読んだことがないというのもヘンな話だが)そして挫折す
る、というほどなのだから。
繰り返し、繰り返し、繰り返し。
日本や欧米のような、進歩主義の歴史ではないのだから当然か。
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