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#983/1000 ちょっと一息、気楽な話題で楽しんで
★タイトル (iti@msi.) 02/ 5/30(Thu.) 22:14 ( 50)
冷しツケ麺 一久
★内容
冷しツケ麺
中華蕎麦の麺をツケ麺にする、あの料理。
上六の近鉄百貨店の「高山ラーメン」でも始めたので、食ってみた。
予想通りの不味さだった。
いや、本当は不味くはない。美味くないだけだ。
ただ、この種の中華ツケ麺というやつは、美味いのに出会ったことが
ない。
この高山ラーメンのそれも、日本蕎麦にしたほうが香りがたつし、うどん
にしたほうが味わいが出る、そういう味付けであった。 それならば、な
にも中華麺を使う理由がない。
中華麺の風味は、ラーメンのスープのようなコッテリしたダシでこそ生きる
ものだ。 どんなにアッサリしているといっても、ラーメンのダシは、蕎麦や
うどんのダシにくらべると濃厚である。
「濃厚でかつ冷たいツケだし」という、新たな境地を開拓しなければ、冷し
付け麺はまともな評価を得るものにはならないだろう。
レーメンのダシのように、酢を効かせるという手もあるが、さて、それで利
点があるのかどうか。
ぶっかけ蕎麦と、ざる蕎麦には、両者ともに自己主張がある。それぞれに
利点がある。
しかし、普通のレーメンを付け麺に代えて、なにか利点があるだろうか?
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ちなみに、ここでいうレーメンは、冷し中華のこと。
在日朝鮮人が朝鮮レーメンを食べているのを見て、大阪の人がマネをして
中華麺で作ったのが日本のレーメンの始まりだろう、というのが私の説だ。
その日本レーメンを東京の人が知って、冷し中華と言うようになった。中華
麺を使っているからだ。
ゆえに、大阪では今でも、冷し中華のことをレーメンという。
また、冷し中華が一般的になる以前には、レーメン(冷し中華)もまた、焼き
肉屋やホルモン屋でしか売っていなかったことも、それを証明する証拠であ
る。
「美味しんぼ」では、冷し中華は中華料理ではない、とか言っていたが、そ
れもそのはず、朝鮮料理の大阪アレンジなのだから。
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