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#1234/1300 本会議場 市民の討論広場 メイン会場 *** コメント #1224 ***
★タイトル (********) 04/11/ 3(Wed.) 21: 5 ( 28)
おっしゃることはよくわかります S1
★内容
一久さんの言われる”「法」より「道」”これはよくわかるの
ですが…。
はたして、自分を律する「道」を確立した人間というのは、全
人類の何割ぐらいでしょうね。すべてであればどんなに平和な
ことか。
「そうでない人間は人にあらず」とは私には言えません。自分
がごく普通に生きていられるのは、ここが戦乱の地ではない日
本だからという要素が大きいと思っていますから。
イラクで捕虜を虐待したアメリカ兵たちも「道」が確立できて
いない人間たちだけど、明日死ぬかもしれない戦地では皆が皆
紳士でいられるわけもないでしょう。だから厳しい「軍法」で
締め付けなければならないわけなのですが…。
私は、日本の歴史上にもたびたび見られる、百姓一揆などにも
ずいぶんと共感を感じるんですよ。違法で非道な行為だとわか
っていても、圧倒的に強い相手には、ああでもするしかなかっ
た。首謀者に対する厳しい処罰があったという記述をみると、
何だか自爆テロと通じるものを感じるんですね。
細かなことで揚げ足取りになって恐縮ですが、ベトコンは敵の
首魁を倒そうとはしなかった（できなかったのかもしれない）
けれど、末端の兵士に対する地道な戦闘で最強軍アメリカに勝
利しました。ゲリラ戦法の有効性を、世界が知ったわけです。
ベトナム戦争では、一人のカリスマ的な英雄こそ出なかったけ
れど、ゲリラたちは皆、英雄として讃えられたことでしょう。
（個人的には、アメリカが一方的な悪だったとは思っていませ
んが、話が発散するのでその点は置きます。）
[ コメント数 2 読む(F1234) ]
#1235/1300 本会議場 市民の討論広場 メイン会場 *** コメント #1234 ***
★タイトル (********) 04/11/ 6(Sat.) 23:48 ( 58)
Re:1234 アノミーですな 一久
★内容
アノミー(無規範) というのが、「道」を確立していない人間で
構成される社会でしょうなぁ。
言い換えれば、普通はどこの国でも規範は成立しています。
つまり、自己の戒律を持ち、「道」をもつ人のほうが普通です。
たんに、意識していないだけのことです。
どこの国の誰でもが知っている、人殺しは良くないとか、盗み
はよくないとかの、法律以前のものが、規範です。
法があるから殺さないのではなくて、殺しは良くないと「なんと
なく思っている」から殺さない。
だから、伝統的慣習を持って、かつ孤立した社会では、人は
戒律を自分が持っていることにさえ気付かない。その必要性が
ない。日本人がまさにそれです。
だが、いつも、いつまでも、それが通用する訳ではないのが
困った所です。
規範はあるが、それを破る者がいる。(犯罪的行為)
規範自体が見失われた。 (これがアノミー)
規範が他の規範と対立することがある。(宗教戦争)
という具合に、規範は常に危うい状態にある。ゆえに世界は平和
にはならない。
だがしかし、もしも少しでもマトモな世界にしようという意志
があるならば、そのための努力をしなければならない。規範以外
に、それを達成できる見込みのあるものはないのだから。
道を放棄することを許さず(アノミーに飲み込まれない)
道を外す者を許さず(犯罪・サギ・ズルを許さず)
大道を建て、諸道を相和す努力を忘れない。(諸宗教の友愛化)
強硬手段を取る場合でも、それ相応の思慮がなければならない。
それがない者は、アノミーに飲み込まれた亡者か、美名を騙る犯
罪者にすぎない。どちらも、人外のケダモノである。
【蛇足】
私の記憶がたしかなら、百姓一揆の多くは条件闘争であって、
無差別テロではなかったはずです。まあ、中には暴動化したもの
もあったでしょうが。。。。
少なくとも、自爆テロとはかなり違う。
一緒にされたら、百姓一揆の首謀者に怒られるだろう。
#1243/1300 本会議場 市民の討論広場 メイン会場 *** コメント #1234 ***
★タイトル (********) 04/11/11(Thu.) 20:54 ( 18)
Re:1234 ベトコンについて 一久
★内容
ベトコンについてですが、、、
ベトコンが米軍兵士を標的とすることは、一応の大儀がたつけれども、
民間人を誘拐し虐殺するような行為に及べば、論外であります。
もっとも、米軍も空爆や枯葉剤の散布などをしていたので、どっちも
どっちだ、というべきだが。(この点でも、イラクとはかなり異なる)
それと、ベトコンのほうも、ベトナムの一般国民に対して相当に残虐
な行為をしていた。
「勝てば官軍」で、それらの行為は軍事独裁政権によって隠蔽された
のであります。
「歓迎された英雄」は、相当に装飾されたものでした。
これが「ベトナム開放」というものでした。