〜*〜  本会議場 市民の討論広場 メイン会場  〜*〜

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#1596/1600 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #1595 ***
★タイトル (********)  06/ 2/17(Fri.)  21: 3  ( 33)
Re:1595 世の中は、理屈じゃねえ !     一久
★内容
「世の中は理屈じゃねえ!」

(サブと市 捕り物控え 石森章太郎より) 

「いくら議論を戦わせても、”理屈じゃない”ものであるならいつまでたっても
平行線のまま」

 議論は所詮議論であり、理屈は所詮理屈である。なにごとも、やってみなけれ
ば分からない。それが世の中というもの。誰も皆、自分の理屈が正しいと思って
いるから平行線になるのであって、ならば実際にやってみないことには話は前に
進まない。

もしも、理屈ですべてが解るなら、政治などあってはならない物だということに
なる。学者にすべて任すべきだということになろう。もっとも、実際には学者の
間でも、誰が正しいかなどよく分からない。最先端のものほど判定困難であるの
だが。

 理屈というものは、すべて混雑物を除去したところに立てられる。条件を純粋
化し、そこに法則性を見出すことによって事象を明らかにすることが、「理屈」
であり科学であるからだ。

だが、根雑物が常に存在するのが現実というものである。ゆえに、理屈では考え
られないような事態や結果が起こることがある。「正しくは、理屈が想定してい
なかった事態がおこった」というべきなのだろうけれども。

 天皇制の場合、長年に渡って実行されているが、それに対して別段の不具合が
あるようには思えないし、社会がそのために大きな障害を持っているともいえな
い。ただ、「理屈」で反対する人々がいる、というだけのことだろう。現実とい
うものは、理屈よりもはるかに多くの事象を包有しているのであるから、よほど
明らかで、かつ、大きな利益がない限り、理屈が勝利することはないし、また、
してはならないものだろう。




[ コメント数 1 読む(F1596) ]

#1597/1600 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  06/ 2/17(Fri.)  21: 5  ( 24)
カクカイのカイカク     一久
★内容

【隗よりはじめよ】

「隗よりはじめよ」というのは、たいして優れていない人物でも厚遇せよ、そう
すればもっと優れた人物が集まってくるだろう、ということが原典ですから、議
員や大臣はもっと厚遇すべきなのかもしれません。ホリエモンの羽振りの良さに
多くの若者が魅了されたように、議員になれば百億円、総理になれば1000億
円もらえる、ということになれば、子供達もこぞって政治家を目指すようになる
かもしれない。それがいいことかどうかは分からないが。

当時、燕の国(いまの北京)は、南隣の大国・斉の属国同然の地位に落されてい
た。若気の至りで、この事態をまねいてしまった燕の君主は、賢人・カクカイに
相談したところ、自分をまず厚遇せよ、と答えた。その結果、他国から様々な人
材が燕に集まり、ついに元中山国の楽穀までがやってきた。カクカイは楽穀に自
分が受けていた待遇を譲ってみを引く。

 楽穀は、燕の国を発展させ、諸国を糾合して横暴な超大国となっていた斉と決
戦し、これを破り、さらに斉のほとんどの城郭を落とし、斉を滅亡寸前にまで追
い込んだ。この戦いによって、秦と斉の超大国が並び立つ状況は終わり、秦によ
る天下統一戦へと時代は進むことになる。






#1598/1600 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #1596 ***
★タイトル (********)  06/ 2/18(Sat.)  17:59  ( 26)
Re:1596 確かにそうです     S1
★内容
「理屈は所詮理屈である」

確かにそうです。
私も、世の中全てのものが理詰めで解決できるとまでは
思っちゃいません。
しかし、理屈じゃないものを「ダメなものはダメ」とか
「やるったらやる」なんて言われると、むなしいものを
感じますよ。それこそ腕づくで決着をつけるしかないの
かと。
サッカーファンと野球ファン、演歌ファンとJ−POP
ファン、こだわりマニアと軽薄ミーハー、理屈じゃない
議論があっても全然かまわないけど、それは結論など出
す必要のない(そもそも出るわけがない)井戸端会議で
あって、憲法で規定され巨額の税金が投入される国家政
策に当てはまる話じゃない。

「世の中理屈じゃねえ!」

それはひとつの真理だけど、もしも国会議員が国会の席
上で口にしたら、納税者でかつ有権者の私は怒りますよ。

「なにごとも、やってみなければ分からない」

スウェーデンみたいな小国は、ときにいろいろ実験的な
政策を実施しては試行錯誤して良い方向をみつけていく
そうですが…。日本の場合はあまりに規模がでかいから
な。

[ コメント数 1 読む(F1598) ]

#1599/1600 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  06/ 2/19(Sun.)  19:54  ( 29)
皇位継承問題(8)     S1
★内容
今週号の週刊文春で、皇室関連記事が特集されている。

冒頭にあるのは、まあ平たく言って「雅子妃バッシング記事」だな。
紀子妃誕生祝賀の席で、むずがる愛子内親王をなだめるためにいったん
東宮宅に戻り、両陛下らに待ちぼうけをさせたあげく、詫びのことばが
軽く頭を下げて「どうも…」とは。何たる不敬な態度か!というわけ。

私も雅子妃はあまり好きになれないし、肩を持つ気はさらさらないのだ
けど、似たような出来事はどこのうちでもままあること(しょっちゅう
はないだろうが)で、大騒ぎするほどの大事件かなあ、という気がした。
家の主人が天皇でなければ、こんな大見出しの記事にはならなかっただ
ろう。
誤解のないように言っておくが、雅子妃の振る舞いは確かに良くない。

この記事を読んだ人たちが、ネットの掲示板やブログでしきりに雅子妃
たたきをしている。「こんな女に次期皇后になどなってほしくない!」

しかしね、天皇制というものは、不合理なものなんだよ。理屈じゃない
んだよ。少しぐらい資質に欠けていようが、それこそ重度の障害者にで
もならないかぎり、次期天皇と皇后は皇太子夫妻に決まっているんだよ。
皇紀2600余年の間、下々の者いわゆる一般国民の声で皇位継承者が
変わったことはないんだよ。それが伝統なんだよ。

それがおかしいというなら廃止しようよ。
一足飛びに廃止が無理なら、少しでも国民の意思が反映できるように制
度を変えていこうよ。皇族たちのなかから選挙で選ぶ、とか、皇位につ
けたはいいけど相応しくないと判断されるのでリコールする、とか。

伝統を守り、今のままの天皇制を維持するならば、不合理なところも受
け入れないといけない。

#1600/1600 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #1598 ***
★タイトル (iti@msi.)  06/ 2/21(Tue.)  20:43  ( 47)
結論 という言葉     一久
★内容

【結論という言葉】

結論という言葉のとらえ方に、問題というか二重性というか、違いがあるよう
に思います。

真実を突き止め、大方間違いのない定説にたどり着くことを結論というのであれ
ば、(つまり科学や理屈の目指す結論ですね)そういうものは、国家政策というも
のに求めることはできない。できないからこそ、政治というものが存在する。

一方、政治が目指す結論とは、本当に正しいかどうかは正直言って分からないけ
れども、今、現在の取るべき方針として、その継続や改革や決定を行なうべきと
認める。真理かどうかは知りようがないが、必要な決定はせざるを得ない。それ
が政治における「結論」というものです。ゆえに、ときに「やるっきゃない」も
アリ、です。

この違いを認めないと、政治は大混乱になる。科学や理屈が干渉してくるのであれ
ば大して問題ではないのだが、宗教もまた「真理を追求するもの」であるのだから、
それが乗り込んでくると収拾がつかなくなる。ゆえに、宗教を政治の場から切り離
し、政治的決定は宗教上の正義とは無関係である、と理解するところから、近代
国家は成り立っている。政教分離とは、某神社に参拝するとかしないとかの末子枝
葉のことではなく、政治的決定と宗教的真理とは干渉し合わないという約束のこと
なのである。極論すれば、松本被告が死刑になっても、オームの教義の否定にはな
らない、ということである。


もうひとつの問題は、理屈で判断つかないから政治はある。それは間違いないのだ
が、どういう訳か、だから破綻のある理屈も政治にはあってもいいのだ、と拡大解
釈する人がいるということだ。siさんの懸念も、こちらのことではないだろうか。

「世の中は理屈じゃねぇ」けれども、だからといって「理屈がムチャクチャでいい」
という訳ではないはずだ。理屈が通っていても、個々の現実においてはうまくいか
ないことがある、というだけのことなのだ。「理屈が通って」いなければなんにも
ならないのである。理屈は「必要条件であって、十分条件ではない」ということな
のだが、いつのまにか「理屈は必要ない」と読み替えられてしまうことが多い。

どんなに科学の粋を集めた宇宙ロケットでも、失敗することはある。科学で想定
できなかった事象が現実では発生するからだ。だからといって、科学技術なしで
ロケットを飛ばそうとする輩はいまい。しかし、政治でも一般社会でも、そういう
馬鹿げたことをする人間が結構いるようだ。

「世の中は理屈じゃねぇ」だが、ひとつひとつの理屈は、筋が通っていなければ
ならない。筋が通った理屈ばかり集めて出した結論でも、不幸な結果があるやも
しれない、それが「理屈じゃねぇ」ということなのだ。それほどに現実というも
のは手ごわいし、だからこそ政治というものに存在価値があるのだ。




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