〜*〜  本会議場 市民の討論広場 メイン会場  〜*〜

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#1599/1600 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  06/ 2/19(Sun.)  19:54  ( 29)
皇位継承問題(8)     S1
★内容
今週号の週刊文春で、皇室関連記事が特集されている。

冒頭にあるのは、まあ平たく言って「雅子妃バッシング記事」だな。
紀子妃誕生祝賀の席で、むずがる愛子内親王をなだめるためにいったん
東宮宅に戻り、両陛下らに待ちぼうけをさせたあげく、詫びのことばが
軽く頭を下げて「どうも…」とは。何たる不敬な態度か!というわけ。

私も雅子妃はあまり好きになれないし、肩を持つ気はさらさらないのだ
けど、似たような出来事はどこのうちでもままあること(しょっちゅう
はないだろうが)で、大騒ぎするほどの大事件かなあ、という気がした。
家の主人が天皇でなければ、こんな大見出しの記事にはならなかっただ
ろう。
誤解のないように言っておくが、雅子妃の振る舞いは確かに良くない。

この記事を読んだ人たちが、ネットの掲示板やブログでしきりに雅子妃
たたきをしている。「こんな女に次期皇后になどなってほしくない!」

しかしね、天皇制というものは、不合理なものなんだよ。理屈じゃない
んだよ。少しぐらい資質に欠けていようが、それこそ重度の障害者にで
もならないかぎり、次期天皇と皇后は皇太子夫妻に決まっているんだよ。
皇紀2600余年の間、下々の者いわゆる一般国民の声で皇位継承者が
変わったことはないんだよ。それが伝統なんだよ。

それがおかしいというなら廃止しようよ。
一足飛びに廃止が無理なら、少しでも国民の意思が反映できるように制
度を変えていこうよ。皇族たちのなかから選挙で選ぶ、とか、皇位につ
けたはいいけど相応しくないと判断されるのでリコールする、とか。

伝統を守り、今のままの天皇制を維持するならば、不合理なところも受
け入れないといけない。

#1600/1600 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #1598 ***
★タイトル (iti@msi.)  06/ 2/21(Tue.)  20:43  ( 47)
結論 という言葉     一久
★内容

【結論という言葉】

結論という言葉のとらえ方に、問題というか二重性というか、違いがあるよう
に思います。

真実を突き止め、大方間違いのない定説にたどり着くことを結論というのであれ
ば、(つまり科学や理屈の目指す結論ですね)そういうものは、国家政策というも
のに求めることはできない。できないからこそ、政治というものが存在する。

一方、政治が目指す結論とは、本当に正しいかどうかは正直言って分からないけ
れども、今、現在の取るべき方針として、その継続や改革や決定を行なうべきと
認める。真理かどうかは知りようがないが、必要な決定はせざるを得ない。それ
が政治における「結論」というものです。ゆえに、ときに「やるっきゃない」も
アリ、です。

この違いを認めないと、政治は大混乱になる。科学や理屈が干渉してくるのであれ
ば大して問題ではないのだが、宗教もまた「真理を追求するもの」であるのだから、
それが乗り込んでくると収拾がつかなくなる。ゆえに、宗教を政治の場から切り離
し、政治的決定は宗教上の正義とは無関係である、と理解するところから、近代
国家は成り立っている。政教分離とは、某神社に参拝するとかしないとかの末子枝
葉のことではなく、政治的決定と宗教的真理とは干渉し合わないという約束のこと
なのである。極論すれば、松本被告が死刑になっても、オームの教義の否定にはな
らない、ということである。


もうひとつの問題は、理屈で判断つかないから政治はある。それは間違いないのだ
が、どういう訳か、だから破綻のある理屈も政治にはあってもいいのだ、と拡大解
釈する人がいるということだ。siさんの懸念も、こちらのことではないだろうか。

「世の中は理屈じゃねぇ」けれども、だからといって「理屈がムチャクチャでいい」
という訳ではないはずだ。理屈が通っていても、個々の現実においてはうまくいか
ないことがある、というだけのことなのだ。「理屈が通って」いなければなんにも
ならないのである。理屈は「必要条件であって、十分条件ではない」ということな
のだが、いつのまにか「理屈は必要ない」と読み替えられてしまうことが多い。

どんなに科学の粋を集めた宇宙ロケットでも、失敗することはある。科学で想定
できなかった事象が現実では発生するからだ。だからといって、科学技術なしで
ロケットを飛ばそうとする輩はいまい。しかし、政治でも一般社会でも、そういう
馬鹿げたことをする人間が結構いるようだ。

「世の中は理屈じゃねぇ」だが、ひとつひとつの理屈は、筋が通っていなければ
ならない。筋が通った理屈ばかり集めて出した結論でも、不幸な結果があるやも
しれない、それが「理屈じゃねぇ」ということなのだ。それほどに現実というも
のは手ごわいし、だからこそ政治というものに存在価値があるのだ。




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