〜*〜  本会議場 市民の討論広場 メイン会場  〜*〜

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#1663/1700 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #1662 ***
★タイトル (********)  06/ 5/25(Thu.)   0: 4  ( 40)
Re:1662 小泉首相の卓見     拓睦
★内容
そうですねぇ、根本的に「痛みを伴う改革」ていっているのですから
生活水準が落ちるのは当たり前の話だと思います。
それをもって改悪だ!といえば間違いなく改悪ですよ。

さて、私も、浅学な身の上ですが・・・・
まず根本的に世界的に賃金水準を下げているのは中国なわけです。
むこうは、現在でも8億人の極貧階層(年収10万ぐらいだとか)をかかえて
いるのですから、単純労働の世界ならそれは強いはずです。
西側の工場だった日本が、その地位を転落するのは当然なわけです。
日本という国の形態は近代国家として成立するために石油という戦略物資
を輸入にたよらざるえない、この時点で外貨を稼ぐ必要があるわけですか
ら貯金が500兆円あったとして、通貨価値が保障されていたとしても、放置
すれば何十年もすれば食いつぶすわけです。
そうなれば、資源のない国としては発展途上国に転落ですね。
そこで構造改革なわけですが、まぁ簡単に見ていると、規制緩和等で活性
化を狙っていはいますが、政策による経済誘導ではないわけですね。
つまり自由にしない、どうするか結論は民で出しなさい、てわけです。

それより現政権の評価すべき点は経済よりも、外交部門ですね。
根本的に日本は「海洋国家であり、隣国であるアメリカと同盟関係によって
繁栄している」わけです。
一方、ロシア・中国は大陸国家ですから、日本とは根本的な利害においてパ
ートナーシップは結べないわけです。
同じ海洋国家であり、隣国であるアメリカと同盟関係を維持したほうが、戦
略的に有効であるわけです。
小泉首相の発言で「確かな野党が必要」とはまさにこの点であり、戦争にお
いて、戦略の失敗は戦術では取り返せないと言われる部分、外交・政略とい
う部分でしつかりした野党というのが不在なわけです。
民主党なんざ、中国と主権共有とまで言い切った電波政党だからなぁ
どこが二大政党制なんだか。

マッカーサーは東京裁判後に50年は思想統制ができる、と語ったらしいです
が(後で失敗であったと翻意しますが)その50年を過ぎて共産主義のプロパ
ガンダにも耐性ができつつありますし、今後どうなるかは楽しみであります
が、まだまだ戦後民主主義の亡霊はいますからねぇ。

資本主義自体については、また後日挑戦してみますね。
専門家でも意見が出ていない、ていうのはまったく同意するところで、経済
学では解決策は出ていないらしいですから。



[ コメント数 1 読む(F1663) ]

#1668/1700 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #1663 ***
★タイトル (********)  06/ 5/27(Sat.)   8:33  ( 26)
Re:1663   いまいちよくわからない     S1
★内容
私は決して「これっぽっちも生活水準を落とすな」とは思っていません。
今まで遊び呆けていたツケを払わされているんだと思えば、多少のダウン
は我慢できるでしょう。

でもまあ、人間というのは一度ぜいたくを覚えてしまうと、簡単には昔の
生活に戻れないものですよ。クラウンをカローラにグレードダウンするこ
とはできても、車なしというわけにはねえ。

まだ中国が台頭してくる前、世界市場で日本の工業製品が幅をきかせてい
たときも、欧州諸国はわりあい悠然としていました。(少なくとも私には
そう見えた。)
日本に対抗するために、あわてて労働時間を日本並みにしたり、バカンス
を切り詰めたりはしなかった。日本が得意な分野は日本に任せ、例えば超
高級品であるとか、ブランド品であるとか、観光であるとか、他にはない
もので先進国の面目を保っていた。
そういう、何というか、老成した先進国像というものも、今後の日本のと
りうる道にあるのではないでしょうか。(それしかないと言うつもりはな
いが、中国に対抗しなくちゃ、とシャカリキになるのもどうかと思う。中
国は中国、日本は日本、同じ土俵で戦わなければいい。)

それと、細かいことで恐縮ですが、中国・ロシアが大陸国家でアメリカは
海洋国家というのがよくわかりません。アメリカは、日本の二十倍以上も
あって大陸の大半を占める国なのだから、十分に大陸国家だと思います。
(まあ社会体制や国内事情を比較すれば、日本がパートナーとして選ぶな
ら中国・ロシアよりベターというのは同感ですが。)
海洋国家でないと日本のパートナーたりえないというのであれば、欧州諸
国はほとんどが該当しませんね。

[ コメント数 1 読む(F1668) ]

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