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#2274/2300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #2273 ***
★タイトル (********)  08/ 7/15(Tue.)  21: 0  ( 90)
働き続けなければ、という言葉の分析     一久
★内容

【老人就職問題と高齢化社会】


「働き続けなければ生きていけない社会」という言葉が持つ
 ネガティブなイメージについて考えてきたことがある。

 それは、「働き続けなければ」という言葉の中に、二つの
 意味が同時に存在し、マイナスイメージを形作っている、
 ということである。

 ふたつの異なった意味とは、

 1、文字通り、働き続けなければ食えないという意味。

   だが、これ自体は、そんなに悲惨なことだろうか。

   老齢に見合った、肉体的条件、勤労時間の調整、その他
   の留意が適切であるならば、悲惨どころか、老人の生活
   に張りを与え、むしろ幸福な老後を約束することになる
   のではないだろうか。

   よほど裕福な老人は別にして、多くの隠居老人は、むし
   ろ職場を追われて生きがいを失っていることのほうが多
   いのではないだろうか。

   また、定期健康診断等、働いていることによって得られる
   メリットも意外に多い。

   労働条件さえ整っていれば、「働かなければ食えない
   社会」も、けっして悪いものではない。

   古人いわく、働かざるもの食うべからず、と。

   おそらくは、働いたほうが幸福であるということを言って
   いるのだと思う。


 2、問題は、もうひとつの、うっかりすると見落としてしまう
   意味のほうである。

   それは、「働き先を見つけ出さねばならない」ということ
   である。

   「働かなければ生きていけない」という言葉は、「働く場
   所を見つけてこなければいけない」ということを意味して
   もいる。

   そして、老人にとってそれは悲惨な就職活動を意味し、劣
   悪な労働条件の甘受を意味し、「イヤなら辞めろ」と言わ
   れることを意味する。まさに、悲惨な社会を意味している。

   先に私は、労働条件が整っていれば問題ない、と言ったけ
   れども、老人の就職が極めて難しい状況では、彼等の労働
   条件が改善されることは絶対にないのである。

   このことを想起させるがゆえに、「死ぬまで働かねば生き
   ていけない社会」のことを、一般的には、幸福な社会だと
   思われることがないのである。

【老人の就職を100%保障するべし】

 ということで、諸悪の根源は、老齢者の再就職が困難であると
 いうこと、そのために、就職活動は悲惨なものとなり、かつ、
 就職できたとしても、その労働条件が劣悪となること、である
 ということが分かる。

 ならば、話は簡単で、60歳以上の人間は、本人が就労を希望
 するのであるならば、全員を国家公務員として雇用すればよい
 だけのことだ。

 公務員であるから、労働条件は人事院勧告によって改善できる。
 
 老齢に配慮して、勤務時間を少なく、それに合わせて給料も抑
 えるようにする。それでも、老人夫婦ぐらいならば、食ってい
 けるだろう。

 もっと能動的に老人を国家公務員に起用するという手もある。

 すなわち、キャリア官僚の応募年齢条件を、60歳以上とする
 のだ。60歳までに、どれだけの仕事をしてきたか、どれだけ
 の技術・知識を積んでいるか、で高級官僚へのポストを用意す
 る。

 天下り問題も、これで一挙に解決するだろう。

 逆に、大企業内部で派閥競争に敗れた元重役氏が、60歳で公
 務員に応募して官界入りし、出身企業を監督する立場になった
 りして。
 


[ コメント数 1 読む(F2274) ]

#2285/2300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #2274 ***
★タイトル (********)  08/ 7/26(Sat.)  19:59  ( 31)
Re:2274 基本的には賛成ですが難しそうですね     S1
★内容

定年退職した人たちを良好な条件で公務員として採用すると
いうのが、国民的同意のもとに行われるのであれば、何の異
存もありません。(決して皮肉で言っているのではありませ
ん。)

定年退職した人たちに与える公務員職を、今の業務の枠内で
行うとしたら、現役世代の公務員を減らすことになり、それ
はそれで大きな反発を招くでしょう。
今の業務に追加する形(例えば今まで一人でやってきたもの
を二人以上でやるとか)で行うとしたら、全体の給料が上が
るわけですから増税が必要になります。国民年金をなくすわ
けだからそれと相殺すればよいのかもしれませんが、年金と
税金は別枠で徴収しているので、各人の公平性を保った調整
はかなりの難しさが予想されます。一部に大きく損をする世
代が発生すれば当事者たちは当然反発するでしょう。
また、定年退職した人たちの意欲も能力も個人差があります
が、それらを現役世代と同様にきちんと査定するとしたら、
結局はそれほど良好な条件にはならないのではないでしょう
か。お上から仕事を与えるという図式から、ある程度は個人
の能力や適性が考慮されるとしても、意に沿わない仕事に就
く人も多いだろうし、良質な仕事をしてもらえるだろうかと
いう疑問もあります。

何だか総論賛成各論反対みたいな話になりましたが、上記は
妥協点への調整が可能であろうとは思います。ただ、かなり
の紆余曲折はありそうですね。

自由にまかせていたら間違いなく劣悪な条件にしかならない
というのは私にもわかりますが…。



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