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#235/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  01/12/18(Tue.)  22:40  ( 73)
平和とは何か     一久
★内容
【平和とはなにか】

 
 戦争が無ければ平和か。

 そうではないようでもあり、そうであるようでもある。

 そこで、そもそも平和とは何かについて考えてみよう。

 このような難しいテーマを考えるときには、その逆を考えてみることが有効である。

 つまり、

 「平和でない状態」とはなにか、をである。

 あきらかに、平和ではない、と思える状況を考えてみるのである。

 それらには、どんなものがあるだろうか?


 まず第一に、戦争があれば平和ではない。

 戦争が無ければ平和と言えるかどうかは判らないが、戦争があれば平和ではないこと
 は明らかである。

 つまり、「戦争がない」ということは、平和の十分条件ではないが、必要条件である
 ということがこれではっきりした。


 第二に、テロや暴動が頻発する状況も平和ではない。

 第三に、町中に軍隊が臨戦態勢で常駐する状況も平和ではない。

 第四に、国家同士が明日にも戦端を開きそうな状況も平和ではない。

 さらに、一国内において、人々がいつ何時、殺し合いをはじめるかもしれない状況も
 また、平和とはいえない。

 
 これらの状況は、ある種共通の条件を備えている。

 それはつまり、

 「多数の人が殺し合うか、暴力の行使を始める可能性の高い状況」である。

 この状況にあるとき、それは平和ではないといえる。

 逆に言えば、そうでないとき、平和であるといえる。

 

 差別や虐待等があるときも、平和とはいえない、という人もあるかもしれないが、も
 しもその差別や虐待がその社会における許容量を超えれば、必然的に暴力行為を誘発
 する。

 そのレベルに達したときには、それは平和ではないといえる。

 現に、パレスティナは自爆テロなどなくても、すでに平和ではない。

 逆に、そのレベルに達していないのであるならば、平和といえることになる。

 我々の社会にしたところで、人によっては資本家が労働者を搾取している一種の奴隷
 制度だ、というかもしれないのだ。

 だが、これをもって日本は平和ではない、という人は少ないだろう。


 暴力それ自体を封じ込めるには、暴力を以て可能であるが、「暴力の行使の可能性」
 を排除することは、暴力だけでは不可能である。

 暴力を行使する動機を排除してはじめてそれが可能になる。

 誰もが暴力を使う必要のない状況であれば、それは確かに平和であると言えよう。


#233/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  01/12/15(Sat.)  20:36  ( 44)
三方一両損     一久
★内容
【三方一両損】

 医療費改革のことを「三方一両損」だと小泉氏は言ったそうだが、それはちょっと
 違うのではないか。

 あの大陸越前の「三方一量損」は、三法損とは名ばかりで、実は大陸越前の一人損
 である。

 奉行が一両の損を出すことによって、騒動の当事者ふたりに引く場を作ったにすぎ
 ない。

 ところが今回の医療費改革において、奉行にあたる政府はなにも損をしていない。

 本当に三方一両損だというのであるならば、政府もまた大幅な歳出削減をしてみせ
 ねばなるまい。

 そうすることによってこそ、医師会も保険者も納得して一両の損を引き受けること
 ができるのである。

 _____________________________________


 そもそも、医療費というものは市場原理になじまなものである。

 医療は傷病を直すことを目的とする。

 そして現代社会においては、直せる医療があるならば、金に糸目をつけずに直して
 ほしいというのが一般国民の考えである。

 江戸時代においてなら、金がないのでそんな高価な薬はいらない、と言えるのだが、
 現代社会でそんな事態を放置すれば、与党政府は野党からさんざんに叩かれる。

 肉の値段が高くなれば、買わなければいい。

 だが、薬の値段が高いからといって、そんな薬、使わないでくれ、とは言えないの
 が現代なのである。

 そうすると、必然的に医療費は高騰せざるを得ない。

 だから、医療費を高騰させないためには、なんらかの人工的な手段を講ずる必要が
 あるのである。

 



#232/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  01/12/10(Mon.)  21:49  ( 18)
オプション     一久
★内容
【オプション】

 
 どうしても他人に会話内容を聞かれたくない人には、そう、ピアスにマイクを
 付けるというのはどうだろうか?

 現在の高性能マイクは、この位置でも十分に音を捉えることができるはずだ。

 問題は、人間の耳は高性能化してはいないので、聞き取りが問題なだけだ。

 ならば、耳に直にマイクとスピーカーをとりつければよい。

 ピアス型レシーバーの誕生である。

 これならば、他人に受信内容を聞かれる心配もない。

 といっても、自分の話す声は他人に聞かれることにかわりはないのだが...



#231/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  01/12/10(Mon.)  21:49  ( 68)
携帯電話の未来像     一久
★内容

【携帯電話の近未来像1】


 私は携帯電話がキライである。

 第一、あの携帯電話をかけているときのスタイルが格好悪い。

 片手を耳に充てて、昔の任侠映画のよなポーズで話している人を見ると、

「古いヤツだとお思いでしょうが、古いヤツほど新しいモノを欲しがるモンでござんす」

 と言ってやりたくなる。

 ということで、私が携帯電話を買うとしたら、ウルトラセブンの地球防衛軍が使って
 いたような、TV電話付き腕時計型が出来てからにしようと思っている。

 しかし待て。

 あれって、相当に会話しにくそうだぞ。

 腕時計を耳に充てるのは大変そうだ。

 はて、地球防衛軍は、どうやって通信していたのだろう?

 そうそう、思い出した。

 あの腕時計型の通信機は、音量が大きいのだ。

 だから、耳に充てる必要も無かったのである。

 あのころの人は、他人に通話内容を聞かれることを、なんとも思わなかったのである。

 嗚呼、そうだ。それでいいのだ!!

 通話相手の声が、周りに聞こえても構わないのだ。

 なんと単純ですばらしい真理であることか。

 携帯電話で通話している人よりも、大きな声でしゃべっている人は結構多い。

 だけれども、それらの人々よりも携帯電話でしゃべっている人のほうがカンにさわる。

 なぜならば、携帯電話の人は、今自分の周りにいる人々を無視して独善状態にあるのに
 対して、目の前の人としゃべっている人は、一応はその場にいる人(対話相手)のこと
 を気遣う位置にいるからである。

 もしも、携帯電話の通話相手の声が周りにも聞こえたならば、通話している人も周りの
 目(耳?)を気にするようになるし、周りの人も通話内容を共有することによって親近
 感を持つようになるかもしれない。

 そうすると、携帯電話の通話を通じて、現代版・井戸端会議が生まれるかもしれない。

 携帯電話の受信側音量は、大きくて良いのだ。

 通話内容を、他人にも披露すべきなのだ。

 しゃべっている声しか聞こえないから、周りにストレスを与えるのである。

 繰り返す! 話を聞かれても良いのだ。否、聞かさねばならないのだ!

 大きな音で通話すべきなのだ!

 ♪ 大きいことはいいことだ〜 ♪

 これで、地球防衛軍の腕時計型TV電話も、実現のメドがつく。
 



#230/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (ldk06054)  01/12/ 9(Sun.)   9:43  ( 23)
牛の耳と曲がったキュウリ     KN
★内容
 以前、本田宗一郎が、牛の耳はどこにあると、言ったことがある。
彼は、趣味で、絵を描いていたそうだが、言われてみれば、その通
り。角と耳の位置を正確に描けない。絵を描くような注意力で物事
を見ていないと、観念論になる。

 一部の評論家、頭だけで考える政治家なども、実体が良く見えて
いない可能性がある。

 農業論などでも、私なら曲がったキュウリでも買いますと、言う
のだが、やはり、売れ残る。そういう評論家の言葉を、農家の人は、
ただ、ニコニコと聞いているだけで、答えはしない。言うことと、
やることが違うからで、人間性が丸見えなのだ。この種の人はだい
たい同じ事を言う。

 下手なひょろん、悲観論であたる。いや、正確げに見える。不況
なれば、緊縮財政緊縮財政と言えば、もっともげだ。根拠はあるよ
うで実体はない。

 印相学と称するはんこ屋と似たようなものだ。都合の悪いことは、
すべて、自分の作る”相”の良いはんこを使わないからというとこ
ろに落とすわけだ。


 

#229/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #226 ***
★タイトル (********)  01/12/ 7(Fri.)  21:41  (  9)
Re:226 誤解していました     S1
★内容

  そうか、18才未満を相手の売買春行為であれば、
売春防止法のほかに児童買春・児童ポルノ禁止法が
適用されるんですね。
 私の#223の点線下部は、見当はずれのことを
書いていました。

 ご指摘ありがとうございました。

 

#227/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  01/12/ 3(Mon.)  21:51  ( 37)
道路公団     一久
★内容
【道路公団・高速道路国費投入廃止について】


 かなり旧聞に属するが、年間3000億円の国費投入をナシにして、代りに償還期間を
 五十年に延長することで決着がついたとか。

 そのことについて、どう思うかということを今日の「チチンプイプイ」というTV番組
 でやっていた。

 私の意見は、ほかの人とは全然ちがっているようだ。


 しみったれたこと言ってねぇで、3000千億円のところを十倍の3兆円ぐらいにして、
 とっとと全部つくっちめぇばいいじゃねぇか。

 いまから20年かかるというのを、五年でかたしちまえばいいんだ。

 ちょうど、雇用対策にもなっていいじゃねぇか。


 * * * * というのが私の意見でアリンス。


 国債の発行限度額にこだわる必要はないのじゃ。

 問題が解決したかどうかということこそが「問題」なのである。
 
 たとえ三十兆円という数字が守れたとしても、社会資本はお粗末なまま、雇用も相変わ
 らず、というのでは、お話にならない。

 そえれは、城を守って国を失うようなものだ。

 今、大金を捻出して高速道路整備を完全なものとすれば、この問題は一応の決着がつく。
 民営化うんぬんは、そのあとでいいだせばいい。





#226/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #223 ***
★タイトル (********)  01/12/ 2(Sun.)  20:49  ( 10)
Re:223 売買春でなければ、かまわないのでは?     一久
★内容

 未婚でも、既婚でも、十八歳以下の女性と関係を持つこと自体は罪ではないのでは?

 売買春であることが問題なわけで、合意の上であれば、構わないはず。

 ただし、十四歳以下の場合には、男女の区別なく法にふれるようですが。

 これは、たとえ合意の上であっても、十四才以下のこどもには、性交渉の重大さを理解
 することはできないという考え方からのようです。



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#225/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (ldk06054)  01/12/ 2(Sun.)  20:42  ( 27)
マラリアと戦争     KN
★内容

 戦争の現場では、ちょっと信じられないこともある。

 父は、第二次大戦で、中国で戦っていた。終戦で帰るとき
に、父を呼んだ人がいたという。そして、スイカをたくさん
持って来て食べてくれという。

 中国には、親戚などいるわけもなく、いぶかしく思ってい
たそうだが、自分はマラリアにかかり、薬を飲んでおり、現
地の人にも内緒で分け与えたのだという。その薬をもらった
人が、恩義に感じて、スイカを持ってきてくれたそうな。


 まさか、敵国の兵に、恩義を感ずるなど、信じられないが、
そうだったという。南京大虐殺だの、歴史認識が言われてい
るものの、中には、信じられない話もある。彼らは、塩を分
け与えたりすると、野菜などの食べ物をどっさり持ってきて
くれたのだという。

 恩義を感じ、恩を忘れない国民が中国人である。

 かつての蒙古は、アフガンをも含んでいたわけで、この恩
義に感じる思想は残っている。

 これが、タリバンを援助してくれたビンラディンをも守っ
てしまった。このことが、逆の意味で悲劇を生んだのかもし
れない。


#224/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  01/11/30(Fri.)  22:15  ( 28)
成人は18才からにすべき(3)     S1
★内容

 アビスパ福岡の19才の選手が女子中学生に淫行したという事件があっ
た。未成年ということで、実名報道されていない。

 高校まで卒業し、親元から離れてチームの寄宿舎で暮らし、高い給料を
もらって生活している者を、成人として扱って何の問題があろうか。
 やはり、成人年齢は18才とすべきである。
 そうすれば、児童ポルノ処罰法や淫行条例が「18才未満の児童」相手
であるという内容も、「未成年」相手ということで、非常にわかりやすい
形となるのである。

 話はそれるが、この事件がもとで、アビスパをJリーグから除名せよと
いう議論があるという。
 私が思うに、チームに責任なしとはいわないが、あくまで一選手の問題
であり、当事者を処分すれば十分であろう。(その選手は、永久追放にな
ってもしかたあるまいが。)

 「バレるようにやったのが悪い」
 「女を買うくらい精力のある奴でないとスポーツ界でやっていけない」
 「いいプレイをファンに見せてくれるならこれくらいいいじゃないか」
 そんな意見もあるようだが、私は反対である。
 「スポーツ選手たるもの聖人君子たれ」とまでは言わない。
 しかし、少なくとも一般人と同等のモラルや常識をわきまえてもらいた
いものだ。(これはスポーツ界に限らない。)
 それでスポーツ界のレベルが下がるというなら、下がればよいのである。

 



#223/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  01/11/30(Fri.)  22:14  ( 34)
成人は18才からにすべき(2)     S1
★内容

 男は18才以上、女は16才以上で親の承認を得て結婚できる。
 男女とも20才以上であれば親の承認を必要としない。

 これもなんだかおかしな話である。
 詳しくは調べていないが、結婚した者の在学を認めない高校も
多いときく。
 それに、結婚すれば子供ができて親となることもあるだろうが、
成人としての権利も義務も与えられていない者が親となってもよ
いものだろうか。

 18才を成人とし、男女とも結婚可能年齢は18才以上とする。
 成人であるのだから、親の承認は必要としない。

 この方が矛盾もないし、非常にわかりやすくすっきりした形と
なる。男女平等社会であるのだから、説得力のある根拠もなしに、
男女に年齢差をもうけるべきではない。

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 

 蛇足であるが、現在の法律では、もしも16〜17才の既婚女性
が、夫以外の男性と合意の上で関係をもった場合、18才未満の児
童相手ということでその男性は罰せられるのだろうか。(そうでな
かったら、同じ18才未満でも、未婚・既婚の違いだけで不平等な
扱いをうけるということになる。)
 女性が18才以上であれば、ただの不倫であって不道徳行為であ
っても犯罪行為ではない。18才未満が法的な保護を要する児童で
あるならば、なおのこと結婚を認めるべきではなかろう。(個人的
には、中卒以上の若者を”児童”と呼ぶのには抵抗がある。前回私
が”準成人”と言ったのはそのせいもあるのだが、この問題はひと
まずおく。)
 やはり、結婚は男女とも成人になってから、というのが正しいあ
り方であろう。そして18才が成人となるならば、少なくとも遅す
ぎるということはあるまい。


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#220/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  01/11/30(Fri.)  22: 9  ( 31)
成人は18才からにすべき(1)     S1
★内容

 私は、二十年以上前から思っていたことだが、日本でも成人となる年齢を
20才ではなく18才にすべきと考えている。

 まず第一に、18才ともなれば、親元を離れて立派に社会人として生きて
いる人間も少なくないわけで、成人の権利や義務を与えるのに早すぎるとは
考えられないということ。(親掛かりの学生もいるが、定期収入がない以外
は同じであるし、義務教育ではないのだから、成人として扱うのが酷である
ということはないだろう。)
 第二に、車の免許やアダルトビデオの視聴が18才以上で、飲酒・喫煙・
投票権が20才以上という、あまり根拠のない二重基準を一本化すべきとい
うこと。(人を死に至らしめる可能性のある車の運転を18才から認めるな
ら、単に自分の健康を害するに過ぎない飲酒が20才まで認められないとい
うのは不合理ではないのか。)
 第三に、欧米各国では大多数の国が18才で成人としていること。

 成人となれば、行動の一切が自己責任となる。
 18・19才で深夜の繁華街を歩こうと、補導されることはない。
 しかし、罪を犯せば実名が出るし、成人用の刑務所に入れられる。
 それで何の問題があろうか。

  私は自由志向の人間であるので規制強化にはおおむね反対だが、昨今の少
年犯罪の増加・凶悪化をみると、厳罰化もやむなしとの感もある。
 18才以上を成人とみなし、中卒以上18才未満を準成人として、殺人・
レイプ・強盗などの凶悪犯罪に対しては、準成人であっても実名報道や成人
並の刑罰もありえるという形にもっていった方がよいのではなかろうか。
 義務教育段階の少年はまぎれもなく未成年であって、何かことあれば親の
監督義務が厳しく追及されるのは当然であろうが。

 



#219/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  01/11/29(Thu.)  23: 8  ( 84)
感性の法則     一久
★内容
【感性の時代】

 
 ひところ、感性の時代という言葉が氾濫していた。

 トレンディーとかいう言葉が使われはじめたころだ。

 その後、バブルの時代になって、あまり使われなくなり、バブルがはじけてからは、
 ほとんど聞く機会がなくなった。

 このことを評して、ある人いわく、

「だからぁ、感性なんて重用なものではなかったのだよ」

 

【トップがすべて】


 しかし、私の意見は、くだんの紳士とは百八十度違っている。

 「感性」を言わなくなった理由は、感性は下っ端のサラリーマンが持っていても
 しかたがないということが判ったからである。

 バブルの到来と、その崩壊は、そのことをより明確に表出せしめたのである。

 だから誰も感性などということを言わなくなったのだ。

 今現在、優れた業績を上げている企業は、トップの力量の負うところが大である。

 トップの感性が優れているからこそ、業績を伸ばしていける。

 逆に、沈んでいく企業は、トップの感性が時代にあっていないことを意味している。

 こんな企業において「感性が大事だ!」と主張するということは、「社長はアホだ」
 と放言しているのと同じことである。

 だれもそんなこと、言う訳が無い。


 感性が持て囃された時代、人々は勘違いをしていたのだ。

 つまり、クリエイターのように、サラリーマンも個人の感性で勝負することができる
 時代がきたのだ、と思い込んでしまっていた。

 現実は、そうではないのだ。

 感性で勝負することのできるのは、経営者だけなのだ。トップに座る人間だけが、感
 性を問われるのである。

 鶏頭には感性を発揮する機会があるが、牛尾にはそのチャンスはないのだ。

 司馬遼太郎の「坂の上の雲」のなかに、こんな一節がある。

「(日本の騎兵を任されることになる)君が天才であったとしても無意味なのだ。
  君を使う将軍・元帥が天才でなければ意味がないのだ」

 まさに、これそのままのことが企業にも言える。

 天才的な感性を持った人材がいてもダメなのだ。

 彼らを使うトップの人間が感性を備えていなければ、宝の持ち腐れとなるのである。


「旗本八万騎という。人材がいないわけが無い」

「そういう優秀な人材は、前線の小部隊を率いているか、左遷されている。腐った
 組織というものは、そういうものです」


 司馬遼太郎の「花神」の一節。

 大村益次郎の作戦に対して、その裏をかかれたらどうする?という長州藩士に対して、
 大村は、貴殿ほどの人物が幕軍を率いてくるのであればこちらの負けでしょう、と答える。

 馬鹿にするのか、と激候しながら、長州藩士が反論したもの。

 トップに感性がなければ、感性のあるサラリーマンもその能力を発揮できない。

 当然、そのような企業は、ポシャルしかない。

 「腐った組織とは、そういうものです」




#218/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  01/11/28(Wed.)  21:41  ( 73)
社会党の亡霊     一久
★内容

【民主党の抵抗分子について】


 かつて、村山富一氏は、

「社会党には右よりの人も、左よりの人もいる。これは党内民主主義がある証拠だ」

 とかいうことをおっしゃっておられた。

 本当に、社会党内部に様々な意見の人間が存在していたのかは疑わしいが、今は
 それは置いておく。

 それよりも、もっと根本的な点で、村山氏は大きな勘違いをしておられるからだ。

 様々な意見があるという状態だけでは、党内民主主義があるとはいえないのである。

 否、それは政治ですらない。

 民主主義にせよ、他のどんな政治にせよ、相異なる意見を、あるいは集約し、ある
 いは妥協し、あるいは恫喝し、その他、あらゆる手段を用いてひとつの決断を実行
 するのが政治というものである。

 もし、そのような決断のできない政治があれば、それは何と呼ぶべきか?

 そのような政治のことを「衆愚政治」というのである。

 たとえ、ノーベル賞受賞者ばかりを集めたとしても、彼らがなんら結論を出せずに
 いたのであれば、それは衆愚と呼ばれねばなるまい。

 衆愚政治とは、決定できない政治のことなのだ。

 村山氏は、政治や民主主義について、あまりにも知らなさ過ぎたのである。


 さて、今回の民主党の元社会党系議員の反乱行為も、この村山流を踏襲しているよ
 うに思われてならない。

 彼らには、自由に討議することと同じ、いやそれ以上に、党議を決定することが大
 事なのだ、ということが判っていない。

 決定された党議というものの重みを、まるで理解していないのである。

 党の決定した党議に従わないということは、党内民主主義を否定する行為なのであ
 る。いや、政党内政治そのものの否定である。

 ひいては、これは政治の否定である。

 社会党的・衆愚政治への、回帰の雄たけびなのである。



【学者は衆愚が理想】


 余談ながら、学問の世界の理想は、衆愚政治の状態なのである。

 第一級の学者とは、物知り博士のことではない。

 誰にも考えつかないような学説を構築する者こそが、優れた学者なのである。

 当然、他の学者にも理解できない新説を打ち出すことが求められる。

 となると、誰が正しいのか、だれにも決定できないことになってしまう。評価する
 者の能力を、一流の学者達は馬鹿にしているのだから。

 だから評価などせずに、無制限に研究費をくれる社会こそ、学者にとって理想なの
 である。

 だが実際には、研究費には限りがあり、その配分は政治的に決められることになる。

 竹林の七聖のようなわけにはいかないのだ。



#217/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #215 ***
★タイトル (********)  01/11/26(Mon.)  22:50  ( 79)
Re:215 少子化     一久
★内容

【少子化問題】


 私は少子化も悪い面ばかりだとは思えないので、さして悲観的にはなれないのですが、
 対策も無い訳ではないと思えます。

 【私の考えている対策】


 1、不老長寿を実現すること


   死ぬ人間がいなければ、生まれてくる人間が少なくても問題はない。

   老いることなく永遠の若さが手に入るのであれば、労働力の不足問題もなくなっ
   てしまう。

   当然、年金制度も不要となる。

   一方で、「隠居生活」というものが無くなってしまうので、それに代るバカンス
   制度の充実が必要となる。

   永遠に働き続けることになるのであるから、一年に2ヶ月ぐらいの長期休養を取
   る社会にしなければ、息がつまるだろう。

   また、三十年働いたら、リフレッシュの為に十年の教育休養を取れるようにしよ
   う。この間に新しい知識を仕入れて、別の仕事を選べるようにする。

   もちろん、ひとつの仕事を何百年も続けてもよい。

   子供を作ることにも制限は設けない。

   そうすると当然、人口が増え続けることになるが、それでよい。

   宇宙に進出すればよいのだ。

   「いざ行かん、無限の彼方へ」(by TOYストーリー)

  

 2、クローン人間を作る

   
   自分のクローンを作ることを許可すればよい。

   人造子宮を開発し、人間の母体を必要とせずに出産できるようにすればよい。

   そうすれば、未婚の男女でも子供を産み育てることができる。

   生物の究極の目的は自己の遺伝子の保存である。

   ならばクローンこそは、究極の生殖方法である。



 3、月額3万円、100uのアパートを


   そもそも、暮らしが成り立ちがたいことこそが、大きな障害となっている。

   もし、月額3万年で100uのアパートを借りることができるのであれば、フリ
   ーターでも高卒一年目でも、一家を構えることが出来るようになる。

   OLも一人暮らしが容易になるし、広いアパートは人恋しくさせるだろう。

   子供の養育に金がかかると言っても、そもそも何で金がかかるのかといえば、将
   来、我が子にまともな生活をさせたいと思うからである。

   そのために金をかけて習い事や塾に通わせる。

   しかし、だれでも月額三万円で100uのアパ−トに住める社会が実現すれば、
   そんな心配も必要ではなくなる。

   どんな職業についても、100uのアパートに住むくらいの生活を出来るのだ。

   ならば、なにをアクセクする必要があろうか。

   


#216/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  01/11/24(Sat.)  20:49  ( 11)
対テロ報復戦争:今更言うまでもないことだが     S1
★内容

  かつて、I・I戦争では、アメリカはイランへの対抗上
サダムフセインを支援した。

 ソ連のアフガン侵攻では、アメリカはタリバンを支援し
た。

 いずれもその後どうなっていったかは言うまでもない。

 現在アメリカが支援している北部同盟が、何年か後に
アメリカの敵にまわる可能性はないだろうか。アメリカ
からもらった兵器を持って…。

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