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#276/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (ldk06054)  02/ 4/ 7(Sun.)  20: 1  ( 16)
金を使った景気回復     KN
★内容
 久しぶりに、野中幹事長がTVで、金を使わないで景気
回復はできないと、言われていた。それも一理ある。

 カルロスゴーン氏が、日産の社長に就任してから株価が
上がり始めたが、日本の社長も、現実的なプランを出せれ
ば景気は底を打って良くなり始める。何かそれなりの現実
的なプランは、麻生政調会長のほうが心得ているような気
がする。

 日本の株価が上がることが、政策の現実性を計るバロメー
タで、下がるというのは、現実味がないということだ。3
0腸炎で自らを縛ってしまった。ホントの話は、総理にな
れるとは思っておらず、赤字国債増発路線の反対を言って
みただけかもしれない。国民にとっては、不幸な話だよ。




#275/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (ldk06054)  02/ 3/17(Sun.)  14:10  ( 37)
天地神明に誓った潔白     KN
★内容
 議員辞職が適当と思ってたけど、涙の離島になりましたな。
いずれにしても、次の選挙で、落選議員が当選することはな
いだろう。

 加藤氏の離党は、他の同レベルの議員さんは、もっと酷い
だろうなという感じだ。亀井氏などは、宗男と同じレベルと
思っているが、表に出ない。

 公明殿への働きかけの違いかな?。

 早坂氏が、月刊誌で、公明党の幹部が紙封筒の何かをもら
って帰る・・・云々と、言われていたが、ちょっとした会合
でも1本くらいは常識であるまいか。こそこそと持ち帰る姿
を想像してしまうのだが・・・。他人のことが言えるのかな?
池田さんは、この、おばかな弟子達をどう見ているんだろう。



 天地神明に誓って潔白というのも、言葉の遊びがいいとこ
かな?。天地神明に誓って潔白なら、役職を退きませんが、
潔白の証明。うそをついているがついてないという構図は、
小ウソで、見苦しい。

 まともなら、役職は退かないというのが正しい。

 でも、もう、集金力はなくなる。虎の衣ははがされた。








 




#274/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (ldk06054)  02/ 3/ 4(Mon.)   1:33  ( 29)
ゼネコンから外務省     KN
★内容
 先日、政治家系某ゼネコン関係の人の話が聞けた。政治
家系というのは、政治家の近親者という意味ですが。

 最近は、ゼネコンが悪の根元のように言われているが、
違う、とのこと。政治家の名前を出すとかえって問題にな
るとかで、表に出にくいのだそうで。

 おたくらの業界のほうが、○投げしても文句を言われな
いよ。と、うらやましがられる。たしかに窮屈そうだ。で
も、抜け道があるかもと、じっと聞いていた。上請けの仕
組みなどもあるそうだが、経理的に、表に出るそうで、そ
の道のプロでないと、不正か否かは分からない。こんなこ
とは、どの業界にもありそうだ。

 電算システムでも、印象の良い仕事に見えて、実は、と
いうことがある。パソコンのLANシステムで充分なのに、
大型機を導入するなど、ちょっと首をかしげることがある。
医師にしても、やぶか否かは、わかりにくい。これは、僧
侶にも言えよう。

 ゼネコンも、一般の業種と同じようになってきたのかと
いう感じがする。

 残る聖域は、外務省だったのかということで、宗男氏の
ことを見てしまっている。着眼はいいのだ。政治的な着眼
に使ってくれれば問題はない。でも、残念ながら、プリオ
ン政治家かな?。脳の悪い部分に、脳血栓でも起こしてく
れれば、役に立つ。役に立ちまっせ。



#273/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/ 3/ 1(Fri.)  15: 8  ( 64)
分業と非分業     一久
★内容
分業について


 比較優位に基づく分業によって、万民は豊かになりうる。

 ここでいう豊かさとは、労働の効率がいい、ということと、数多く
 の製品・サービスを手に入れることができるということである。

 つまり、先進国においては、一日八時間の労働で、それなりの家に
 住み、車を持つこともできるし、世界中の珍味を賞味することもで
 きるということである。

 これに対して、世の中には、一日に12時間以上働いても、人間ら
 しい生活のできない国もある。飢え死にの心配のある国さえある。

 しかしながら、この豊かな先進国の社会は、言い換えるならば金が
 なければ生きられない社会だということでもある。

 すべての財貨・サービスは貨幣を通じてつながっており、そうであ
 ればこそ、分業体制が成立するものだからである。

 そして、その金を得る手段は、自分が分業を担当している職の競争
 力が持続するかどうかにかかっている。

 このような状況においては、新たな参入者にたいして攻撃的になら
 ざるをえないのも当然である。

 ましてや、それが圧倒的に安い労働力を背景にした外国製品であっ
 た場合には。

 
 分業と協調は、確かに生産性を高めることができる。しかしそれは、
 人間に対して、貨幣への服従を強制するものでもある。

 ゆえに、分業の進んだ社会においては、全員が失業の恐怖に怯える
 ようになるのである。

 少しの労働で多くの商品を購入できる金を手に入れることはできて
 も、肝心の仕事がなければその「少しの金」が入ってこない。

 それが、分業の進んだ社会というものである。

 逆に、分業のほとんどない社会においては、そのような不安はない。

 腹が減れば漁をして、酒が欲しけりゃドブロクを作る。雨漏りがす
 れば屋根にのぼり、茶碗がなければ土をコネ、歌いたければ竹を叩
 く。

 このような生活には、失業の恐怖はない。 そのかわり、ぜいたく
 はできないし、時には生命の危険さえあろう。

 しかし、我々がこのような原始的な暮らしをみて、ときにその豊か
 さに感動するのは、なぜであろうか。

 それこそ、分業のもたらす「豊かさ」の対極にある「豊かさ」であ
 る。

 ひとことでいえば、金に支配されない、ということである。

 金に支配されないということは、他人に支配されないということで
 もある。

 市場という名の、他人に支配されない、ということである。



#272/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/ 2/28(Thu.)  20:27  ( 55)
決戦投票制度について     一久
★内容
決戦投票制度について


 決選投票制度というものは、小選挙区制において、一回目の投票で
 第一位になった者と、第二位になったものとで、第二回目の選挙で
 一対一の決戦投票を行い、どちらにするかを選ぶという制度である。

 こうすることによって、死票を減らす効果がある、と言われている。

 「死票を減らす」病、ここに極まれり、か。

 そろそろ、「死票を減らす=善」という幻想に、疑いを持つべきで
 あると私は思うのだが。

 肝心なのは、よりよき選良を得ることなのであって、もしも死票を
 減らすことがその目的から遠ざかるものになる場合には、死票を減
 らせば善、という概念は修正されねばならないのである。

 決選投票制度の場合、40%の有権者から積極的な支持を得た第一
 回投票の第一位の候補が、「20%の積極的な支持」+「反第一候
 補の票40%」を得た第二位の候補に敗れる可能性があるのである。

 これが果たしてよいことであろうか。

 第二位の候補は、20%の積極的な支持しか持っていない。あとの
 40%は、彼を積極的に支持しない。

 これでは、この当選者の政治的な立場もまた軟弱なものにならざる
 を得まい。なにかする度に、非積極的な40%から物言いがつくで
 あろう。ましてや、組織票がそこに入り込んでいた場合には、露骨
 な干渉が行われることを防げない。

 それ以前に、20%しか積極的な支持を集められない人間と、40
 %の積極的な支持を集めることのできる人間と、はたしてどちらが
 選良としてふさわしいだろうか。 考えるまでもないことであろう。

 いや、候補者個人の能力云々よりも、もっと重大な問題がある。

 それは、この種の選挙制度は、野合をうながし、その結果、急進的
 な少数政党に力を持たせる危険がある、ということである。

 ナチスが40%の得票を集めることは困難であるが、20%ならば
 なんとかするかもしれない。

 そして、20%を獲得して決選投票に残りさえすれば、他の政党に
 条件闘争を仕掛けて支持を得、決選投票に勝つことも困難ではない。

 比例代表制度ほどではないが、同じ種類の危険が決選投票制度にも
 あるのである。
________________________________
 
 ここに述べたことは、前回の投票心理の分析でいえば、小選挙区制
 度には、「3」の条件が入り込む危険があり、特に、決選投票製を
 とるときには、その危険が最大となる、ということを意味する。

  

#271/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/ 2/26(Tue.)  22: 8  (109)
選挙の心理分析     一久
★内容
選挙する心理の分析


 選挙において投票するとき、いかなる心理で投票するのか。

 少しだけ考えてみよう。

 

 1、 自分の意見に近い者に投票する

 2、 国や自治体の政治を任せるに足る人物に投票する

 3、 自分が当選させたくない候補の、対立候補に投票する


 大きく分けて、この三種類だろう。


 さて、3は問題外として、問題は1と2の関係である。


 1と2は、同じであろうか。

 自分の意見に近い者は、自分にとって政治を任せるに足る相手
 だといえるであろうか。

 そういう場合も確かにあるかもしれない。

 しかし、そうでない場合も、数多くある。

 そして、選挙制度によっては、その弊害が大きくもなり小さく
 もなるのである。

 それについて述べる前に、少し考えてほしい。

 1と2と、どちらを基準に投票することが、国家や社会にとって
 より望ましいものなのかを。

 私の結論を言えば、当然、2のほうが望ましい。

 選挙の目的は、よりよい社会、よりよい政治を作ること、そのた
 めに有能な人物を選ぶことだろうからだ。

 自分の意見に近いかどうかということは、二の次、三の次の問題
 である。

 ひとことで言えば、自分と同じことを言う低俗な候補より、自分
 とことごとく意見を異にする高潔な候補に投票することもあり得
 るということである。

 自分の意見に近い候補のことを、代表にふさわしいと思いたいの
 は人情ではある。

 しかし、自分の意見が間違っている可能性は常にある。

 それだけを頼りに投票するということは、自分の意見を絶対化し
 ていることと同じである。

 自分と意見を異にする相手に投票できるということは、その相手
 が、異なる意見を持っている自分に対しても、聞く耳を持ってい
 るということである。

 そうでなければ、意見の違う相手に投票することなどできはしな
 い。

 そういう相手であればこそ、高潔な候補だと思えるのである。

______________________________

 選挙制度とからめてこの問題を考えると、次のような結論になる。

 小選挙区制度は、「2」を基準に選ぶことを強制する制度であり、

 比例代表制や中選挙区制度は「1」を基準に投票する制度である。

 「死票がでない」という比例代表制度の利点は、一見利点に見え
 るけれども、それはあくまでも「1」だけでみた場合である。

 死票がでないということは、実は、何物も決定していないという
 ことでもあるのだ。

 つまり、誰が為政者にふさわしいのか、という「2」からみた決
 定を、放棄したにすぎないと言えるのである。

 その結果、どういうことになるか。

 最もわかりやすい例は、ナチスの躍進である。

 比例代表制度であればこそ、ナチスは議席を伸ばすことができた。

 もしも、小選挙区制度であったならば、決してあれほどの議席を
 得ることはできなかったはずである。

 そうであれば、ヒットラーが首相に指名されることもなく、その
 後の恐怖選挙もなかったであろう。















#270/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/ 2/24(Sun.)  22:40  ( 41)
管仲と韓非子     一久
★内容
古代中国における天才政治家の例


 天才でなくても、すぐれた政治はできる。 天下を統一することさえ、
さして難しいことではない。

 そうではあるが、天才が政権の座につくことも稀にはあり、それが成功
することも、ままある。

 戦国期中国においてその例を探すと、あるひとつの共通点を発見するこ
とになる。

 それは、身を捨てて天才を補佐する盟友の存在である。

 そして、その二人に対する君主の信頼である。

 このふたつが揃ってはじめて天才はその手腕を発揮することができる。

 管仲には鮑叔という友があり、垣公の信頼があった。

 鮑叔と垣公あっての管仲である。

 李斯は自分の才能を発揮する為に韓非子という天才を殺した。

 鮑叔は管仲という天才を生かす為に自分の栄達を捨てた。

 始皇帝はその非情のゆえに、韓非子と李斯を死に追いやり、

 垣公はその度量の大きさによって管仲も鮑叔も生かした。

 ________________________________

 現代社会の君主は、国民である。

 国民は度量と、正義を愛する心を持たねばならない。

 鮑叔か李斯に該る者は与野党の政治家である。

 さて、彼の人々は、李斯の術をなす者なのか、鮑叔の道を行く者なのか。


 

#269/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #266 ***
★タイトル (********)  02/ 2/24(Sun.)   1:35  (  4)
Re:266 面白いですね     源氏
★内容
是非HPを立ち上げてもらいたい。
国会議員のHPって結構あるみたいなんですが、田中真紀子さんのはなかったのかな?
検索したら分かるかもしれませんが。

官邸のMLは読んでますが、一度メールしてみたくなりましたよ、あの更迭の時は(笑い)

#268/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/ 2/23(Sat.)  22:11  ( 62)
指導者=国家     一久
★内容
指導者第一主義


 プラトンは言った。

「その国家が知性の高い国家であるかどうかは、その国の指導者の知性が
 高いかどうかできまる。知性ある国民が多いか少ないかできまるのでは
 ない」と。

 国家が諸外国から尊敬されるためには、まず指導者こそが尊敬に値する
人間でなければならない。 

ひとりひとりの国民の知的水準が高くても、国際的にはあまり評価されな
いのである。

 つまり、もし現在の日本という国が、国際的に名誉ある評価を受けてい
ないのであるとしたら、その責任のほとんどは、政治家や官僚、マスコミ
企業家等々の、指導層の言動に帰さなければならないのである。

ひとことで言えば、首相が馬鹿ならば、日本が馬鹿にされるのである。

 乃木大将はあれほどの無能にも関わらず、その立ち居振る舞いの高貴さ
によって、外人記者に神のごとくあがめられた。

 その乃木の教育を受けた昭和天皇は、マッカーサーから大きな敬意を払
われた。

 松山捕虜収容所における模範的な捕虜の扱いは、国際的に高く評価され
た。

 これらのことは、日本の国際的信用の構築に、大きく寄与したのである。

 すぐれたリーダーを政権の座につけることがいかに大事なことであるか、
これをみても明らかであろう。

_________________________________

しかし、である。

先に述べたように、政権に登る能力と、その地位にふさわしい働きをする
能力は、必ずしも同じではない。

 いや、どちらかと言えば、相反するとさえ言えるだろう。

 万人に尊敬を受けるような哲人は、あえて政官の修羅場などに足を踏み
入れることを好まない傾向がある。

 逆に、天下を動かす野心を持って政権にいどむ者は、いつのまにか高い
志や見識よりも、政官界での取引に心を奪われることになりやすい。

 天下の哲人でなくともよい。

 せめて、中の上程度の見識を持った人間を政権の座につける方法を模索
する必要がある。

 その程度の人間でも、十分、名宰相たりえるのである。

 国家を運営することは凡人でもできる。

 凡人程度の人間でさえ、国家の運営者の中に見つけることが難しいだけ
である。
  


#267/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/ 2/22(Fri.)  22:42  (108)
李斯と韓非子と趙高     一久
★内容
李斯と韓非子と趙高


李斯と韓非子


 李斯は、蔵のネズミは肥え太り人を恐れず獰猛であることを知り、便所
のネズミはやせ細って人を怯えて生きていることを見た。

ネズミに才覚の違いのあろうはずもなく、両者の違いはただ、場所を得た
者と得ぬ者との違いに由来するのであると感得したのである。

 人もまた同じこと。

 ろくでもない人物でも、政権の座にあれば時世を動かし、どんなに優れ
た英雄でも、地位を得なければ一介の匹夫にすぎない。

 天下に志を立てようとするのであれば、なにをおいてもまず、地位を得
ることをこそ第一に考えねばならない。

 こう考えた李斯は、師の元を去り、秦において出世の道を邁進するので
ある。

 その過程において、韓非子を謀殺した。

 かつて同じ師に学んだ韓非子が、自分よりもはるかに優れていることを
知っていたからである。

 韓非子は天下の大才ではあるが、訥弁でもあり、宮廷での遊泳術など持
たない人間であった。

 韓非子を失うことは、秦の国にとって損失ではあったが、しかし李斯の
力によって秦は天下を統一し得た。

 天下の統一という大事業でさえ、実は韓非子のような大才を必要として
はいないのである。李斯程度の能力で十分つとまることなのである。

 ここまでは、李斯の理論のとおりである。


 趙高と李斯


 始皇帝の死後、李斯は宦官の趙高に謀殺される。

 李斯の理屈で言えば、趙高こそが最も優れた「蔵のネズミ」だったとい
うことになる。

 しかし、やはり人間とネズミとでは、話が違った。

 ネズミは蔵で肥え太っていればいいが、人間は手に入れた政権を動かさ
ねばならない。日々、その手腕を問われるのである。

 李斯は韓非子には及ばずとも、天下を動かすことのできるぐらいの才覚
はあった。だからこそ、地位を欲したのである。

 しかし、趙高の場合、地位を欲することと、それを手に入れることにか
けては誰にも負けないものを持っているが、天下を裁量する能力は無に等
しい人物であった。

 当然の結果として、秦の天下は乱れ、群雄各地で決起し、項羽によって
秦は滅ぼされるのである。


 まとめ

 地位を得る能力と、得た地位にふさわしい仕事をする能力とは、必ずし
も同じではない。

 そして、人間はネズミと違って、得た地位にふさわしい仕事をするかど
うかを、問れるのである。

 そうであればこそ、東大を出た高級官僚が、酔っぱらいの浮浪者にさえ
馬鹿にされるような事態が起こるのだ。

 官僚たちは、大蔵のネズミになる能力においては、最高のものを持って
いたのであろう。

 しかし、そのことが、国家を動かすにたる能力や見識を持っているとい
うことを保証するのではないのである。

 さらに言うならば、一国の宰相や大統領でさえ、さほど大層な能力が求
められる訳ではない、ということである。

 天下を納めるのに、韓非子のような天才はいらない。李斯でさえも天下
統一をなし遂げたのである。すでに成立している国家を納めることぐらい、
たいして難しいことではないのである。

 誰でも、とまでは言わないが、少し頭のいい人間ならば、日本国の宰相
ぐらい勤まるものである。

 その程度の人物を宰相の地位に付けることさえできたならば、国家は安
泰である。

 ところが実際には、権力者にその程度の能力さえ期待することは難しい
のである。

 というのは、ここでいう能力とは、国家を運営する能力、いいかえれば
トップリーダーとしての見識のことだからである。

 そして、実際の政治家や官僚の間で必要とされる能力は、蔵のネズミに
なる能力だからである。

 多くの日本人は、受験競争の後遺症で、東大を出た官僚達は有能である
と思い込みがちである。なるほど、大蔵のネズミになる能力においては、
そのとうりだろう。

 しかし、それと天下国家を運営する力とは、別の能力なのである。


#266/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/ 2/20(Wed.)  21:49  ( 29)
田中真紀子     一久
★内容
田中真紀子

 「やはり野におけレンゲ草」

 田中真紀子という存在は、自分でなにかをやるのではなくて、他人に
文句を言うときにこそ輝くのだ、ということがよくわかる。

 つまり、角栄ではなく、田島センセイやらなんやらと、同種の人なの
である。

 もっともその影響力や知名度、人気は、他の追随を許さないものがあ
る。評論家としては、これほど強力な人はいまい。

 このキャラクターを生かさぬ手はない。

 「真紀子のページ」を立ち上げ、毎日、自説をインターネットで発表
するのだ。

 いわゆる暴露本などよりも、このほうがはるかによい。

 暴露本は、爆発力はあるが、自身の品位と信用を落とすことにもなる。

 それよりも、継続的に意見を述べる場を確保することのほうが、自分
の影響力を高める為に有効であろう。

 本が出したければ、HPで述べたことを編集して出せばよいのだ。

「真紀子のページ」のアクセス数は、小泉氏の「ライオンハート」の講
読者数を、軽くぬき去ることになるだろう。


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#265/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場    *** コメント #258 ***
★タイトル (********)  02/ 2/18(Mon.)  15: 9  ( 22)
Re:258 おひさしぶりです     一久
★内容
挨拶が遅れてしまいました。 m(__)m

お暇なら、ここや、ロビーの過去LOGをごらんください。

パソコン通信と違って、ダウンロードに時間がかからないのがいい。

まとめて読むほうが、かえって面白いかもしれない。

なんせ、ほとんどバトルらしいものがありませんので (^ー^)

でも、結構あそべると思います。

それから、「虹色の窓」もよろしく。

じつはこれ、レモンさんという方のHP内の掲示板に直接リンクして
あるのです。

この形式で、ミネさんところに、ここの本会議室や、ロビーを直にリンク
してくださっても結構です。

あと、ツリー式のところで、「しりとり」なんかもしてましたので、一度
ごらんになるのも一興です。


#264/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/ 2/18(Mon.)  15: 3  ( 22)
赤文字が出ていた....     一久
★内容

今日、LOGINすると、「本会議場」が赤文字になっている。

えっ?

そういえば、あんまり見ていなかったが、赤が出るほど見ていなかったのか?

こりゃーイケン。

峰さんにも挨拶ナシになっているし・・・・

もう少し、まじめにやらねば。

・・・とはいうものの、小泉政権もダメ、鳩山民主党も頼りない、政治に希望
がない。もはや、物言うのもおっくうだ。

周の文王は、誰も紂王を批判しなくなったとき、「時が来た」と言ったとか。

いまや、そうなりつつあるのかもしれない。

もっとも、そんな時だからこそ、より根源的な洞察をするべきなのかもしれない。



#263/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (ldk06054)  02/ 2/16(Sat.)   8:54  ( 22)
宗男カラスは白い     KN
★内容
 以前、カラスは白いと言われたら(野中氏に)、白いと、
言うと、言っていた。親分に影響されやすいのだ。ま、歩
く小ウソつきだろう。


 プロジェクトXで、盲導犬のトレーナーが出ていた。訓
練の最終段階で教えるのは、良心的な拒否(?)だそうで、
車にぶつかりそうな時は、飼い主の意に従わず、自分の判
断で、動かない。

 恫喝で従わせるだけでは、自分の意の通りに動くように
見えても、結果的には、事故に遭ってしまう。飼い主もろ
とも危険な目に遭うわけだ。

 ただ単なる、犬との関係だが、ここまで上手に人間関係
を作れる人は、すばらしい。イラクや北など、指導者レベ
ルで恫喝やら恐怖が支配原理だが、支配者も常に不安感を
抱くレベルではあるまいか。

 政界の実力者達でも、人を使うのはなかなか難しい。
今回は、飼い主も犬も力量が知れ渡ってしまった。



#262/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (ldk06054)  02/ 2/10(Sun.)  23:43  ( 59)
構造改革:やぶ医者の治療     KN
★内容

 母親が足の手術をしてから4〜5年になる。当時は、手術
は簡単なものと考えていたが、手術を終えて、リハビリ担当
のトレーナーの方から、直るまでに3年かかると言われた。

 手術後は、足が冷たく、真剣の上を歩くようだと、表現し
ていた。悪くない足までもが、歩けないために、細っていく。

 その後、東洋医学の針先生が、手術はする必要はなかった
と、言われたそうだが、結果的には、そう思ったことだ。筋
力トレーニングをやれば、3週間ほどで元の生活に戻れたか
もしれない。


 今は、正確に人工骨を研磨できる技術があり、その種の手
術は簡単にできて、2週間ほどで退院できるそうだが、2ヶ
月近く動けないと、リハビリも出来ず、筋力も弱まるし、痛
みなどがなくなるまでに3年もかかってしまう。

 退院後、ちょっと無理がたたって、腰の関節にひびが入っ
たらしい。定期検診に行くと、医師は、切れ切れと、言うの
だそうだ。また数ヶ月も入院するとさらに体力が無くなり、
そのまま寝たきりになってしまうことだろう。多少痛みはあ
っても、手術はしないと、言っている。

 経験豊かなトレーナーが最初に見てくれれば、筋力トレー
ニングで直ると言ったに違いない。赤字経営の病院の診断な
ど、あてにならない。


 改革なくして成長なしだそうだが、景気を良くすることは
意味しないのだとは、小泉総理の言葉だ。改革するという、
意味は何なのだろう。妄想で悪ければどんな幻想を抱いてい
るのだろうか。国民は、経済が底を打って、上昇を始めると
いう期待(当時はね。今は幻想か?)を持っていたはずなの
だが。

 手術期間に落ちる体力、リハビリ期間の痛みなど具体性が
あれば、株価は確実に上がる。日産は社長がゴーン氏になっ
てから上がった。誰もが理解できるからだ。しかも、新車は、
すべて運転してみるという。常に、現場に立脚しているから
進む方向にぶれがない。


 患者を診れば、寝たきりになろうが、何でも手術しようと
する医師、火を見れば何でも水をかける消防士。いや、消防
士はいないかも(もっと上等だな)。

 やぶは、そばだけにしてほしい。

 医師に聞くより、経験豊かなトレーナーのほうが、遥かに
正確に診断する。さて、政治家より診断の確かなは、実業家
だろう。彼らの見立ては、政府をあてにするなということの
ようだ。情けないけど、宗男が跋扈するようではなあ。角さ
んの悪いところばかりもらってきたようだ。真紀子氏も同じ
だが。





#261/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (ldk06054)  02/ 2/ 8(Fri.)   7:32  ( 49)
構造の無い構造改革って?     KN
★内容
 大手のコンピュータメーカーなど、赤字だそうである。
子会社などでは、ボーナス何割減が申し渡されているとこ
ろもあるとか。年収ベースで言って15%減だという。

 中国産の野菜。安けりゃいいのよん。と言う消費者。
どうも、この延長上にある。コンピュータは売れないし、
中国人などのエンジニアが、国内で、日本人の1/3程度
の金額で契約しているのがじわじわと給与水準を下げてい
るようなのだ。

 田舎では、大手電機メーカーの名前の付いた子会社が消
えている。新潟県内でも、NECと付いた会社がすべて無
くなったそうである。

 構造改革と叫んでいる間に、その構造が皆無となりそう
だ。次の選挙では、”構造皆無”と、念仏ように唱えれば
勝てる?・・・。これは、冗談だが。

 構造改革という言葉は、現実から見ると、改革すべき構
造が皆無に近付いている業種もあり、空虚に聞こえる。


 アフガン支援で援助する。国債30チョ円という縛りが
効いていたのだろうか。こういう目標管理は初歩的なミス
(国民一人一人が何をすればいいのか分からない)なのだ
が、伝えられる側近もいないのだろう。


 山手線から渋谷駅に近い公園を見ると、テントが多くあ
り、アフガンに似た光景がある。

 かつて、橋本総理にマザーテレサが、外国に援助するよ
り、自国のホームレスを無くしなさいという意味のことを
言ったらしいが、そのとおりであろう。自国を治めるのが
先と思うが・・・。


 構造改革する対象が消えかけているのに、また構造改革
念仏を唱える。都会には、アフガンのようなテントが多く
張られているのに、それが見えない。それなのに、アフガ
ンには援助するのだ。










#260/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/ 2/ 3(Sun.)   9:41  ( 23)
預金封鎖の悪夢     S1
★内容

 以前、「ロビー」で一久さんが、日本国家の借金は約1000兆円あるが、
国民の貯蓄が約1300兆円あるから、それを使えばチャラにできる、とお
っしゃっていた。正直言って、私は暴論のひとつと受け取っていた。

 しかし、現在アルゼンチンや東南アジアの一部で行われている「預金封鎖」
は、まさにそれそのものである。
 国民は、一ヶ月にわずか数万円しか引き出すことが出来ない。貯蓄の多い
人ほど打撃が大きいわけだ。3000万円以上の預貯金ならば5年間は動か
せない、という国もあるらしい。その間にインフレが進めば、貨幣価値は下
がり、借金のある人(国)はその額が実質目減りするというわけだ。

 汗水たらして苦労してやっとの思いで貯めたお金を!!
 それをなんで国になんか捧げなければならない!!
 私はご免である!!

 かつて、日本でも終戦直後に似たような施策がとられたと聞く。
 現代日本でもありえない話ではない。
 やるとしたら、取り付け騒ぎを防ぐため、十分な予告なしに抜き打ちで行う
であろう。

 私も大した貯金があるわけではないが、なんだか、全財産持って外国に(少
なくとも今の日本よりはマシと思えるところに)逃げ出したい気分にかられる。
言葉の問題とか結局は何もできないだろうが…。

#259/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (ldk06054)  02/ 2/ 2(Sat.)  10:52  ( 25)
政治家は、英語より社会経験が大事では?     KN
★内容
 真紀子氏の言葉の中に、”外交をやりたいんです”という
ような言葉があった。大臣としてなら、これとこれを”やる”
でいい。このスタンスがとれないことがすべての問題だろう。

 大臣という地位についても、すべて他人事なのだ。

 外務省の腐敗などは、副大臣に任せて、あとで、ごっそり
と切ればいい。これは中曽根氏が言われたことだが、大臣な
らその通りだ。副大臣格の仕事に熱中していたがために、焼
いていたサンマを盗んでいく猫が出てくる。

 政務次官や、副大臣格の仕事をやりながら、相手が副大臣
格だと、格がが違うから会わないとか・・・笑い話だよ。

 部下を人前で叱るなとか、会社勤めの経験があれば、その
意味を知ってたと思うが、そうだから、助ける人がいなくな
る。

 親の遺産を食いつぶすだけで、終わりそうだ。今度は、自
らに2度のチャンスは無いと、言うことになる。大臣に取り
立てる総理がいるだろうか?。

 私なら、これをやると、言える段階になっても、取り立て
る人はないだろう。



#258/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (mine2@os)  02/ 1/31(Thu.)   4:28  ( 23)
埼玉で市民の市政参加が・・・・・・     ミネ
★内容
一久さん、いいサイトを立てられましたね。 今後ともよろしく御願いします。峯
さて、埼玉県で市民の市政参加の動きがあります。以下転載です
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<公共事業>市民が内容を選ぶ権利を条例で明記へ 埼玉・志木

 埼玉県志木市は30日、大型の公共事業で市民が事業の内容を選ぶ「市民選択権」を条例で明記する方針を固め
た。「市有地には何を建設してほしいか」などの意見を求めることになり、全国的にも異例の市政運営になるが、
総務省行政課は「珍しいケースだが、金や時間がかかり、二重手間になるので、条例化には議論の余地がある」と
慎重な対応を求めている。市は6月議会での条例成立に向け、具体的な運営方法などを検討する。

 市の構想では、建設費用1億円以上の事業について、市民が選択肢から選んだり、施設内容の意見を述べたりす
る。例えば、生涯学習センターを建設する際、プランごとに建設費を提示したうえで、「お年寄りルーム」「児童
遊戯場」「保育園」のどれを求めるかを選んでもらう。選択方法としては、「10人前後で構成する公選評議員」
「審議委員の任命」「市民アンケート」などの方法を検討している。

 穂坂邦夫市長は「事業の執行権はあくまでも市長。市民の参考意見を求め行政に反映させたい」と話している。

 【藤川敏久】

■今村都南雄・中央大教授(行政学)の話

行政機関が政策過程で住民から意見を取り入れる手法はさまざまなレベルで広がっている。志木市の政策も、そう
した流れの一つといえる。法的には予算の議決は議会の専決事項であるため、市民参加方式を導入した場合、議会
権能との調整が重要となる。(毎日新聞)

[ コメント数 1 読む(F258) ]

#257/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (ldk06054)  02/ 1/29(Tue.)   7:42  ( 40)
観念の政治     KN
★内容
 外務省の問題で、かまびすしい。この問題でも今の小泉政
治が浮かび上がったようだ。

 ODA関係でも、これに群がる政治家官僚の姿が垣間見ら
れたが、アフガンの援助を口実にこれに群がる姿が露わにな
る。援助とは言っても、現地で、国内の商社や企業に種々の
仕事を割り振って、何%かよこせという構造なのだ。


 総理は、女の涙と言ってみたが、閣内のことでも、観念的
な把握しかできてない。事実上、鈴木外務大臣であり、抵抗
勢力の取り込みなのか、目をつぶってしまった。NGOの代
表の話では、外務省が事実上機能しておらず、利権あさりが
露骨に表面に出てくる。


 残念ながら、これが小泉政治の縮図だ。

 今、日経で私の履歴書で、ヤマト運輸の小倉元会長の話が
連載されている。トップは、現場を見る必要があると、視察
に行かれるのだそうだ。特に、北海道などは、密度が低く、
効率が悪いわけだが、実際は、道路が舗装され、信号も少な
く効率が良いとか。

 ずっと前の総裁選でも、僻地は、利益優先の民間ではでき
ない。という論調だった。でも、現場を知ると、全く違うこ
とに気がつく。


 観念的に、僻地は郵便局でと唱えれば、いかにも説得力が
あるけど、現場が見れてないわけだ。今回の外務省の問題も、
女の涙で見てしまう。外務省の機能不全なのだが・・・。

 足下の閣内が、この程度なら、国政全体も全く見えてない
か、見当違いが多いのではあるまいか。ぞっとする。夏まで
持つかな?。とは、言っても、魑魅魍魎達が闊歩するから、
小泉内閣の支持が下がらないということもあるのだ。困った
ものだ。




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