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#551/600 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 03/ 1/27(Mon.) 4:20 ( 19)
理髪店の競争 KN
★内容
20年近く、同じ床屋さんで散髪している。昨年の半ば
頃から、千円でカットだけという店が駅の近くに出店して
おり、気になっていた。知り合いに聞いたら、売上日本一
だそうで、彼も、利用しているとのこと。
髪の癖を知っており、何も言わなくてもそれなりに上手
にカットしてくれるので、なじみの床屋さんには、ずっと
通うだろう。しかし、最近、変だ。土日でも、待たずにカ
ットできる。
組合に入らず、千円でカットする店は、駅の行き帰りに
様子を見ているが、常に、客が入っている。理髪店の客の
流れが変化している。
多くの産業で、中国への依存の動きが始まっているが、
その価格破壊、デフレ傾向、それらの小さな縮図が、理髪
店にも現れている。
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#555/600 本会議場 市民の討論広場 メイン会場 *** コメント #551 ***
★タイトル (********) 03/ 1/29(Wed.) 21:10 ( 42)
Re:551 価値の問題 一久
★内容
私は数年前から馴染みの床屋には行かなくなった。
店員の質が落ちたからである。
売り上げ日本一の店(1500円だったが)にも代えた
けれども、こちらも段々と質が落ちてきて、止めた。
もう、散髪屋なんぞにはいかないで、済ます方法は
ないものか、と真剣に悩んだものだ。
いまは、難波の地下にある店で、カットだけのコース
を頼んでいる。
この店は、まあ、マシなほうなのだが、これまで
ここに来なかった理由は、ゴテゴテと髪をいじられる
のがイヤだったからだ。
つまり、カットだけ、というようなシンプルなサービス
もまた、価値のひとつだということだ。
千円のカット専門の店にいく客のなかには、私同様に、
床屋に弄られることがキライな客もいるのではないか。
そういうニーズを常に探り当てる努力をしないので
あれば、客の減った訳を知ることなく廃業すること
になる。
「人はパンのみで生きるにあらず」
中国製品の価格に負けたと言い訳する企業同様、安い
散髪屋に負けた床屋もまた、値段に負けたのではなく、
そこいらへんの「何か」を見ようとしていなかったの
ではないだろうか。
孫子いわく、
「勝たざるべきは我にあるも、勝つべきは敵にあり」
(敗因は自軍の瑕疵にあり、勝因は相手のミスにある)
値段に惑わされて、肝心のものが見えなくなっている
のではなかろうか。
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