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#555/600 本会議場 市民の討論広場 メイン会場 *** コメント #551 ***
★タイトル (********) 03/ 1/29(Wed.) 21:10 ( 42)
Re:551 価値の問題 一久
★内容
私は数年前から馴染みの床屋には行かなくなった。
店員の質が落ちたからである。
売り上げ日本一の店(1500円だったが)にも代えた
けれども、こちらも段々と質が落ちてきて、止めた。
もう、散髪屋なんぞにはいかないで、済ます方法は
ないものか、と真剣に悩んだものだ。
いまは、難波の地下にある店で、カットだけのコース
を頼んでいる。
この店は、まあ、マシなほうなのだが、これまで
ここに来なかった理由は、ゴテゴテと髪をいじられる
のがイヤだったからだ。
つまり、カットだけ、というようなシンプルなサービス
もまた、価値のひとつだということだ。
千円のカット専門の店にいく客のなかには、私同様に、
床屋に弄られることがキライな客もいるのではないか。
そういうニーズを常に探り当てる努力をしないので
あれば、客の減った訳を知ることなく廃業すること
になる。
「人はパンのみで生きるにあらず」
中国製品の価格に負けたと言い訳する企業同様、安い
散髪屋に負けた床屋もまた、値段に負けたのではなく、
そこいらへんの「何か」を見ようとしていなかったの
ではないだろうか。
孫子いわく、
「勝たざるべきは我にあるも、勝つべきは敵にあり」
(敗因は自軍の瑕疵にあり、勝因は相手のミスにある)
値段に惑わされて、肝心のものが見えなくなっている
のではなかろうか。
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