〜*〜  本会議場 市民の討論広場 メイン会場  〜*〜

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#1312/1400 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  05/ 2/18(Fri.)  18:44  ( 46)
小選挙区制度以前では     一久
★内容

小選挙区制度になる前の、中選挙区制度は、一種の比例代表制度
と言えるものであって、共産党のように勝ち負けを度外視して候補者
を立てる政党を除けば、ほぼ得票率と議席数が一致していた。

しかし、それでよかったか。

あの制度の結果、野党第一党はいかなる非現実的な政策しか持たな
くても存続できるという、漫画的な議会政治がまかり通ったのである。
それこそが、55年体制というものであった。

その当然の「成果」として、まともな防衛論議ひとつできない、いや
話題にするだけで「軍国主義者」呼ばわりされるという「不思議の国」
に日本はなってしまったのであった。

憲法論議も、中国・北朝鮮に対する優柔政策も、すべてここから派生
している。

小選挙区制度の良い点は、このような非現実的政党を決して選挙で勝
たせることがない、というところにある。

旧社会党のようなことを言っていたのでは、議席の獲得は絶望的であろう。

ゆえに、野党第一党は現実的政策を提示できる組織でなければならない
ことになり、空想的平和主義はようやくその化けの皮をはがされることに
なった。

小選挙区制度のもとでなければ、今日のような「戦争タブー」なき自由
な論議は不可能であったのだ。

残された問題は、野党第一党たる民主党が、いまだその自覚に欠けると
いうことである。

社会党方式ではダメだということは分かっているが、現実的でかつ自民
よりも優れた政策を創造することができていない。いまだに、社会党的な
体質を引きずっているのである。

現在の日本の政治の諸悪の根源は、まさにここにある。

アメリカをみよ、イギリスをみよ。

優れた民主主義の国には、必ず志操の高い野党第一党がある。

野党第一党こそが、その国の「質」を決めるのである。


http://www.ndl.go.jp/portrait/260_260/S-1142/0004_r.jpg

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