〜*〜  本会議場 市民の討論広場 メイン会場  〜*〜

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#1430/1500 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  05/ 8/ 8(Mon.)  19:59  ( 38)
中国重視かアメリカ重視か   戦前と現在の類似点     一久
★内容
【戦争の真因】

アメリカとの戦争は、欧米による経済封鎖に対する反撃として行なわれたが、
その経済封鎖は、日本の中国への侵略にたいする懲罰として行なわれた。

では、日本の中国への侵略はなにゆえに行なわれたのか。

確かに軍部の独走というものはあった。また、それを止めることができない
政治的欠陥構造が明治以来(私の説では幕末以来)あった。

が、より大きな、そして真の原因は、中国を重視していたことそれ自体にある。
欧米との関係よりも、中国大陸の資源と市場を重視したことからくる誤算であった。

中国をアメリカよりも重視するがゆえに、中国を抑えればアメリカに対抗できる
のだ、という思い込みを生んだのである。

そして、その中国との提携がうまくいかないとき、武力によって従わせようとした。
すなわち、中国への侵略は、中国重視の政策から生まれたものなのである。重視
するがゆえに、軍部の独走による侵略を黙認してしまったのである。

さて、今、中国との貿易がアメリカとのそれを抜いたことを以て、中国との関係を
重視すべしという論調が増えてきたようだが、これはまさに戦前の焼き直しではな
いか。

中国との関係を発展させることはよい。だが、あくまでもアメリカとの関係が第一
であるべきであって、間違っても、戦前のように中国と組んでアメリカに対抗しよう
などと考えてはなるまい。

貿易額がいかに大きくとも、自由・平等・民主主義・人権等の価値観において、中
国はアメリカに遠く及ばない。また、貿易で売買される物の質についても、アメリカ
からは日本で作れない物を買うことが多い(旅客機など)のに対して、中国からは安い
から買うだけのものが多い。さらには、中国との貿易高には、中国を中継してアメ
リカに行っているだけのものも含まれる。

欧米よりも中国市場を重視することは、戦前と同じ亡国への道だというべきだろう。





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