〜*〜  本会議場 市民の討論広場 メイン会場  〜*〜

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#1939/2000 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  07/ 7/ 5(Thu.)  21:13  ( 64)
大阪府民論     一久
★内容

【大阪府民の政治観】

江戸時代、「大坂・八百八橋」のすべては、町人の寄付によって作られたという。
これは民主主義の原点ともいえる行為なのであるが、それにもかかわらず、民主主義
の時代になって却って大坂の政治状況は悪化した。

本来、町人主導による先進的な地方自治が、大坂から発信されてもよさそうなもの
なのに、民主主義が成長すればするほど、大坂の町人政治は崩壊していく。

なんでこんなことになるのであろうか。

【お上のすること】

大坂の町人にとって、「権力によって成す」ことはすべて、「お上」の仕事なの
である。民主主義だろうが封建主義だろうが、そんなことは関係がない。民主的
に選ばれた知事や地方議員といえども、権力を行使する側にたった瞬間に、町人
と敵対する存在だと認定されるのである。

いいかえれば、大坂の町人は、役所も政治家も信用していない。うさんくさい
「お上」の構成員だ、というぐらいの認識しかもっていないのである。江戸時代
となんら意識が変わっていないのだ。

さらに問題なのは、民主的に選ばれた政治家が、意識の上では町人を代表して
いないにも関わらず、制度上は市民・府民を代表していることになっていると
いうことである。この結果、江戸時代のような町人主導の勝手な振る舞いも
できなくなっている。偽物が存在するがゆえに、本物が存在できなくなったので
ある。

【お上は無為を以て上善となす】

ゆえに大坂の場合、お上がやる仕事を可能な限り止めることから始めねばならない。
役所は何もするな。最低限度のことだけやれ。橋や道路の建造もせずともよい。維持
ぐらいはしてもいいが。

徹底的に会計をけちって、黒字を出し、出た黒字を貯蓄せよ。豊臣家の強さは、
大坂城に貯め込まれた金銀にこそあった。不出の大金を大坂城に積み上げよ。
使わなくても、それがあるということだけで、大坂の価値を高めることになる。

【すべては寄付金で】

では、役所がしなくなった事業はどうするのかというと、これらはすべて寄付と
ボランティアで賄えばよい。寄付しやすいように、ボランティアに参加しやすい
ように、広報と啓蒙に務めることこそが、大坂政治家のすべきことである。

たとえば、図書館や美術館の学芸員のボランティアを募ればよい。これらは、
就職先としては狭き門であり、なかなかなれないので、ボランティアとして経験
を積む場を欲する者は多い。

財貨を寄付するものには、名誉を与えよ。年間十万円を寄付する者には、大阪府
「士族」の称号を与えるとか。

寄付という名前もよろしくないかもしれない。「能動的払税」というべきか。

これまで、税金とは、受動的に払わせられるものであった。これとは別に、府民
の側から、「この事業をやるために、税金を払わせてくれ」という税金の納め方
があってもよいだろう。

政治は、その資金集めや事業提案の場所を提供する。ネット上になら、いくらでも
作ることができよう。町人たちは、そこで資金集めの呼びかけをする。企業はそれを
見て、これだけの金額が集まったら、うちで請け負います、と言う。

お上はなにもしない。町人たちがすることに公的な信用を付加するだけでよい。



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