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#1982/2000 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 07/ 8/ 3(Fri.) 21:49 ( 42)
いつまで続く、集団ヒステリー 一久
★内容
【集団ヒステリー選挙】
ぶっちゃけた話、今回の参議院選挙は、集団ヒステリー選挙であった。
年金問題というゼニカネの怨みと不安がもたらした国民の軽挙妄動の
結果である。選挙制民主主義の限界を露呈し、固定任期制の参議院選
挙制度への懐疑をも生む結果となった。
アンケートの結果を見る限り、いまだにヒステリー症状は収まってい
ないようだ。無理もない。マスコミがいまだにアジテイトを続けてい
るのだから。
国民が、集団ヒステリーになっているという根拠は、言うまでもない
ことだと思うが、一応いっておこうか。
年金問題が重要だと言いながら、過去の原因やこれからの対策につい
ての民主と自民の違いを熟慮して投票したとはとうてい思えないから、
というのが第一の理由。
第二の理由は、二大政党制だ、政権交代だ、といいながら、では二大
政党制における「大政党」にはなにが必要なのか、という議論がまる
でないということだ。
「大政党」とは、ハナ・アーレントのいうように、全国民の意見を代
表する党が大政党であり、ゆえに、政党内部に多くの対立する意見が
存在し、激しい討論を繰り返していて、かつ、時事にみあった決断を
することができなければならない。異論を許さない政党ではダメだが、
いつまでもグズグズと結論を出せない政党はもっとダメなのである。
残念なことに、民主党は、このふたつのダメに当てはまってしまう政党だ。
第三に、資質だの指導力だのといった、抽象的で感情的な言葉による非
難が主流になっていること。感情的な非難は瞬時に多くの賛同を集めや
すいが、具体的で理性的な言葉は、少数の人の間から徐々にしか広まら
ない。人は、感情に酔うことを楽しむものだからである。人は好んでヒ
ステリー状態を続けたがるのである。
(アメリカ議会の従軍慰安婦決議なども、まさにそれだ)
日本国民はまだ、集団ヒステリーの状況にある。少なくとも、この病状
が回復するまでは、解散総選挙など、絶対に、してはならない。
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