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#2029/2100 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 07/ 9/14(Fri.) 21: 4 ( 35)
次期、総理について 一久
★内容
【肝心なことは】
誰が総裁になっても、参議院で過半数を失っている状況は変わらないのであるから、
肝心なことは、この総裁選挙を通じて、衆院の「三分の二決議」によって重要法案
を押し通す覚悟を自民党全体が共有し得るかどうかということだ。
安倍氏の心労は、まさにその点において、自民党全体の総意が得られると思えな
かったところに起因する。
派閥政治であろうがなんであろうが、「三分の二決議」を行使する決意を、自民党
全体が持ち得るのであるならば、政治は復活することができる。
参議院選挙での民意がどうのと、民主党の某党首は言うけれども、あの「集団ヒス
テリー」のような今夏の参議院選挙が、果たして健全な民意であったであろうか。
あれを民意だというのであれば、ナチスに投票した当時のドイツ国民の投票行動
もまた、民意であったと言わねばならない。
そもそも、参議院が良識の府であることを掲げるのであれば、数の論理を持ち込む
ことは参議院の自殺を意味する。数の力による議会運営は、議席数を競う事態を招
き、衆議院同様の権力闘争を生まずにはおかないからだ。
権力闘争と、良識の府とは、決して両立することはない。
参議院が良識の府であろうとするのであるならば、衆議院での決定には極力反対
せず、ただその法案が実行された場合に起こり得る事態に対しての、対応策を検
討する場でることを自己の使命とせねばならない。
法を作るのは衆議院、その法が施行された後に起こり得る問題を、先行して考察
し、もってよりスムーズな改正につなげることこそが、参議院の役目である。
参議院の議決権は、核兵器のようなもの。衆議院に暴走させぬための最終兵器
でしかない。それを某民主党首脳のように、日常的に使うというのであれば、参議
院というものは、衆議院同様の権力闘争の場にならざるを得ない。民主党のこの
ような行為を止めさせようとすれば、自民党もまた、参議院選挙での議席を増大
させるという権力闘争を仕掛ける以外の手段はないからである。
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