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#2149/2200 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 08/ 2/ 2(Sat.) 21:30 ( 51)
四書五経の一、「大学」より 一久
★内容
大学の道は、
明徳を明らかにするにあり、
新民を新たにするにあり、
至善に止まるにあり。
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大いなる学問とは、
なにが正しいのかを明らかにするための努力にほかならない。
それを知って、社会の改善・革新を行うことである。
そしてまた、改善を行いながらも、古き良き物事を失わぬ配慮を
することである。
なにが正しいのかを知ることは難しい。それは別のところで述べる
ことにして、ここでは、「至善」と「新民」の関係について述べる。
【 明徳を勉む 】
改革・改善は必要である。が、その結果、内戦や暴動が頻発したの
では、良策であるとは言えまい。
といって、反発や抗議を恐れていたのでは、改革・改善は一歩も進
まないだろう。
また、比較的平和な時期にならば穏やかな改革のほうが適当であるが、
幕末〜明治中期までのような時代においては、内乱覚悟で改革を進め
たほうが、むしろ適当であったと言わねばなるまい。
改革の進度は程度が適当とするかは、その国や社会がおかれている
状況によって違うし、また、個人の認識によっても違う。
中庸は足して二で割ることではなく、その状況において最適なものを
求めることである。これを見つけることが、すなわち明徳を得ること
に他ならない。
新民も至善も共に大事なものであり、その両者のバランスを最適な
位置で保つことが中庸であり、明徳である。
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