ログファイル >>
|
#2427/2500 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 08/11/27(Thu.) 22:28 ( 41)
立場と意見表明について 一久
★内容
近代政治の基礎
近代政治の根幹は、「批判は自由である、されど服従せよ」という言葉に
集約されていると言ってもよいであろう。
これはつまり、「良心の自由」と「行動の不自由」との違いであり、宗教の
自由と政治の不自由との関係にも通じるものである。
軍人のトップであれば、その行動は自由ではない。文民統制の元では、政府
によってその行動は統制されることになる。
だが、その良心は自由であり、「行動を伴わない発言」は統制を受けるもの
であってはならない。あらゆる立場の人間からの批判の自由がなくなれば、
その社会は瞬時に腐敗するからである。
「あらゆる立場の人間が発言できる」という点にこそ、民主主義の強みがある。
これなくしては、聖天使が為政者でない限り、必ず国論は歪むものだからだ。
【現実的効用】
それはともかく、政府見解(あの野合内閣の行為を正当性のあるものとして
認めることが適切かは疑問であるが・・)と反する意見をトップの軍人が表
明することは、日本国の損失であろうか?
私はそうは思わない。むしろ、日本には言論の自由があることを諸外国に知
らしめる効用があると思う。
また、あのような見解を持った人間が軍内部にいることを知った外国は、そ
ういう人間が台頭しないように、まだしも穏健な人間が優位に立てるように
配慮するであろう。
タカ派を台頭させないために、ハト派と妥協する、という方針を採るはずで
ある。
逆に、福田前総理のような、相手のいやがることをしない手合いに対しては、
容赦のない要求を突きつけ続けるであろう。
福田氏や朝日・毎日流の「思いやり外交」は、実は相手の気持ちを考えてい
ない「ひとりよがり外交」である、ということだ。
[ ( タイトル一覧#2426-2407 | メッセージ#2426 ) 次 << 降順 >> 前 ( メッセージ#2428 | タイトル一覧#2446-2427 ) ]