〜*〜  本会議場 市民の討論広場 メイン会場  〜*〜

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#243/300 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/ 1/ 8(Tue.)   0: 1  ( 61)
ハマコウ発言     一久
★内容
ハマコウ発言

TVタックルという番組で、ハマコウ氏が、

「政権も取ってないくせに、なにが....」

とかいうようなことを言っていた。


まあ、ハマコウ氏のいうことに、いちいち反応するのも大人げないと思うが、
ちょっと気になる点をのべておこう。

政権を取るということは、野党に対しても責任を負うということなのだ。

政権を取ったら、好きにしていい、というものではない。

なぜならば、国政は国民のものであり、その国民の中には、与党も野党も、議員
以外の国民も、みな含まれているのだから。

当然、政権を預かった者には責任が生じるし、預けたほうには、与党を監視する
義務が生じる。

私が、なにを言いたいのか、お判りだろうか?

戦国時代の天下取りと、現代民主主義の政権とは違う、ということなのだ。

ハマコウ氏のは、戦国時代の天下の発想である。

天下を取った者が政治をするのであって、天下を取れない者にとやかく言われる
筋合いはない、というものだ。吾人は馬上天下を取った、という伊藤博文と同じ
精神構造である。

だが、現代の民主主義国家とは、そういうものではない。

民主主義国家においては、政権の担当者は、国民から政権を託された者であるに
すぎない。

他の領主から奪い取ったものではなくて、味方の中から選ばれた者であるにすぎ
ない。

すなわち、民主主義の国家においては、政敵もまた友邦なのである。友邦ではあ
るが、天下国家の為に何をすべきかで意見が分かれ、それゆえに論争を構える相
手となる、ただそれだけのことなのだ。

ゆえに、政争の勝者は、自分が退けた敵対者に対して、国政を任されたという責
任を負うのである。

政策上の立場は違っても、なによりもまず、同じく国家の為を思う同志なのであ
るから。

つまり、民主主義国家においては、国民全員が味方なのだ。仲間なのである。

選挙戦も政争も、仲間うちで誰に権力を授けるかを決定する為の、選別にすぎな
い。ゆえに、選ばれた者は、選ばれる以前に増して、心を引き締めねばならない
のである。

そういう心構えがありさえすれば、当然のことながら、野党に対しても、国民に
対しても、誠実な対応をせざるをえない。

選ばれた者には、責任がついて回るのである。



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