ログファイル >>
|
#2682/2700 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 09/ 6/ 5(Fri.) 21: 3 ( 38)
そもそもの話 一久
★内容
【失業者とは宝物のこと】
古代中国で、就職活動に苦労して、やっと雇い主を得た男が、
「実は、50人の一族郎党を引き連れている。これらもなんとか
使っていただけないか?」と恐れ入りながら切り出した。
すると、雇い主の大貴族は、こう言った。
「それを先に言っていれば、どこでも雇ってくれただろうに」
当時は、土地が余り、人が不足していた。生産の限界は、労働力
の限界によって生じていた。ゆえに、50人の労働力を保有している
この浪人は、非常に大きな財産を持っていることになる。
このような状況は、先の大恐慌の時代まで続いていた。ゆえにこそ
セイの法則が成立していたのである。
労働の限界が生産の限界を生み、それは常に需要を下回っていた。
そうであればこそ、生産されたものはすべて売れることになる。
【現代に当てはめると】
現代社会においては、供給は需要を簡単に上回ることができる。
ということは、労働力が余るということである。
ならば、古代の君主のように、この余った労働力を使って、必要な
事業を行えばよいだけのことではないか。
やるべきこと、成さねばならないことなど、いくらでもあるのだから。
失業者とは、社会の厄介者ではなく、新事業を開拓するための社会
の財産なのである。
[ ( タイトル一覧#2663-2682 | メッセージ#2681 ) 前 << 昇順 >> 次 ( メッセージ#2683 | タイトル一覧#2683-2700 ) ]