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#2737/2800 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 09/ 8/ 7(Fri.) 21: 9 (102)
ネコでも分かるかも知れない、政教分離 一久
★内容
【幸福の科学、の話題から・・・】
「幸福の科学って、本気で議席を取れるつもりなのかなぁ？」
「でも、それって政教分離に違反してるよね」
「いや、それは別に問題ないのですｗ」
・・・というような、やり取りから、政教分離と宗教政党の
可否という話になってしまいました。
リアルの場でも、そのような話が出たことがあって、その場で
説明をしたら納得できたみたいですが、チャットでは説明不足
で、分かってもらえなかったようです。
（私の昔からの持論：「チャットで討論は無理」を忘れていた）
しかし、多くの人が、この問題について誤解しているようなの
で、僭越ながら、一席設けたしだい。
御目障りでしょうが、お付き合いくださいませ。
【ネコでも分かる（カモしれない）政教分離のお話】
「政教分離とは、政治が宗教に介入することを禁じること」で
あって、宗教が政治に関与することを意味しない。
え！？ ちがうでしょ？！ 相互不介入のことだ！
と、思った方が多いのではないでしょうか？
しかし、相互不介入という考えが、誤解だったとしたら？
単なる思い込みだとしたら？
じつは、そうなんです。 そのことをこれから説明していきます。
【そもそも・・】
「政治が宗教に介入する」というのはハッキリしていますよね。
文字通り、政治権力が宗教に介入する。まったく、明快です。
でも、
「宗教が政治に介入する」というのは、ちょっと考えてみると
ヘンじゃありませんか？
政治は多岐に渉る総合的なものです。介入するといっても、様々
な事物がある。そのすべてに対して、宗教団体は介入してはなら
ない、というのは、ヘンじゃありませんか？
これでは、宗教団体やその構成員に対する、国民としての権利の
侵害になるのでは？ 逆差別そのものということになります。
「宗教が政治に介入してはならない」とハッキリ言える場合とは、
宗教に関する問題を、政治権力の介入によって自分達に有利にし
ようとするような事態です。
ぶっちゃけた話、公明党が単独過半数を得て、キリスト教を弾圧
する法律を作る、といったような事態のことです。
ここで、よく事態を見つめてください。
弾圧をするのは、政治権力です。つまり、「政治からの介入」なし
には、「宗教による（悪い）政治介入」というのは成立しない。
宗教が政治を動かし、動いた政治が他の宗教を攻撃する。これが
「やってはいけない宗教からの政治介入」の正体です。
相互不介入と思われていた図式は実は誤りであって、
政治からの介入の意味するもの 政治＞宗教
宗教からの介入の意味するもの 悪宗教＞政治＞他宗教
という図式であり、一言で言えば、両方とも、政治から宗教への
介入の禁止を意味しているのです。
ちがうのは、その首謀者が政治家なのか、宗教団体なのか、とい
うだけのことです。
逆に言えば、「政治から宗教への介入」が出来ない状況において
は、「宗教からの（悪い意味での）介入」も不可能となる。
良い意味での（つまり宗教以外での）政治問題への発言等は可能
であるし、それを禁止する理由も無い。
ゆえに、最初に述べた結論のとおり、
「政教分離とは、政治から宗教への介入を禁じるものであって、
宗教が政治に関与することを禁じるものではない」
となるのです。
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