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#2777/2800 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 09/ 9/ 5(Sat.) 21:55 ( 41)
政党内民主主義と小選挙区制度 一久
★内容
【政党内民主主義無き小選挙区制度とは】
小選挙区制度というものは、政党内民主主義を持った政党が
二つ以上存在するということを前提にしている。
そうであればこそ、どっちが大勝しようとも、政党内での討議
によって、様々な意見を取り入れることができる。
もしも、それぞれの政党に民主主義があるかどうかということを
判断材料にせずに選挙で投票したりすれば、一日にして民主主義
は滅びる。今回の選挙はまさにそれであった。
あとは、このゾンビが、ゾンビであることを自覚する前に、任期
切れとなることを祈るばかりだ。
【比例代表制度とは】
比例代表制度は、”国民の声”をそのまま国会の勢力図に写し取
ろうという制度であるがゆえに、国会内での討議によって見解が
変わることを前提として認めなければならない。普通の国民は、
話し合いの席において、そうするものだからである。
だが、比例代表選出議員のもうひとつの顔は、あくまでも政党の
代表であるという点であり、こちらは、党議拘束を絶対としなけ
ればならないことになる。
比例代表制度は、このように根本的な矛盾を持っている。
この矛盾を解決するものもまた、政党内民主主義に他ならない。
政党内部において民主主義が働いているのであるならば、国会内
の議論を受けて、政党内部においても更なる検討・改案が行われ、
政党まるごと、”見解の変化”を起こす可能性があるからである。
要するに、小選挙区制度であろうが、比例代表制度であろうが、
政党内部に民主主義が無ければ、機能不全を起こすことになる。
政党内民主主義こそが、民主主義の要だと言うゆえんである。
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