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#2823/2900 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 09/11/24(Tue.) 21:59 ( 60)
ジーンズを穿く中年は幸せになれない 一久
★内容
【本の題名から考えたこと】
「ジーンズを穿く中年は幸せになれない」
という本の宣伝を以前見たことがあるが、それについて考えたこと。
(読んでないけど・・)
【幸せってなんだっけ】
「出世できない」とか、「金持ちになれない」、「成功しない」とか
いうのであれば話は分かるけれど、幸せになれない、というのは無理
があるのではないだろうか。
幸せの基準は人それぞれなのだから。
もしも、自分のしたいことをする、というのが幸せの定義であるとす
れば、ジーンズを穿く中年氏は、その時点でささやかながら自分のし
たいことをしている、すなわち、幸せである、といえないこともない。
【幸せって、大事なのか?】
世間的には不幸せな人生を送ったと思えるが、本人は幸せだったろう
と思える人生を送った人は少なくない。好きなことの打ち込んで果て
た人々などがそうである。
しかし、その一方で、好きなことに打ち込んだけれど、不幸だったと
感じていたであろう偉人・天才も存在する。
例えば、画家のゴッホである。
世間からみても幸福からほど遠い生涯であるが、最後は自殺している
のであるから、本人にとっても不幸だったのであろう。
しかし、その画業は、いまや世界的な賞賛を受けている。
とすれば、そもそも「幸せ」に意味があるのか?、という根本的な疑
問が浮かび上がってくる。
同時に、ゴッホの場合における画業に相当する、「業績」にも、意味
なんてあるのか、という疑いが出てくる。
幸せでなくても業績は残せるが、死後に評価される業績は、本人には
無意味でしかないのだから。
人生は幸せである必要はない。
業績を残す必要もない。
そういう結論になってしまう。なんか、仏教めいてきた。
人は幸せに成ろうとするから、苦悩する。世間的な物欲、人間関係、
地位、権力、その他、幸せの証明を求めて修羅道に落ちる。
業績を求める者も同様である。業績を達成するために血眼になり、
現世での賞賛、もしくは、死後の評価が高まることを夢見て髪を振り
乱す。あさましきかな。
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