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#2986/3000 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 10/ 6/ 1(Tue.) 6:57 ( 48)
ネットに言論の自由があっても意味がない 一久
★内容
【なにゆえに政党内民主主義が必要か】
そもそも、何ゆえに政党内民主主義が必要となるのかと言えば、
政党外の意見は政治を動かす力とはなり得ないからである。
一見、世論が政治を動かしたように見える事態もまた、よく観察
すれば、世論が政権与党内の議論を誘い、政権政党内の討議の結
果、政治が動いたのである。(政党内民主主義が擬似的にでも作用
している場合であるが:つまり旧自民党政権時代の話)
このような、擬似的にではあれども、世論を受けて党内で首脳部を
批判し、討議に持ち込める体勢あってこそ、世論が政治を動かすこ
とも可能となる。
すなわち、世論の影響力は、政権与党の政党内民主主義のデキいか
んに、かかっており、政党内民主主義が発達している国では世論も
有用に作用し、そうでない国ほど、世論はただの馬鹿騒ぎの為の道
具となる。
そして、政党内民主主義の無い国においては、どうせ言ってもムダ
であるのだからと、無責任が言動がマスコミにもネットにもあふれ
かえることになる。
しかし、彼らの結論は皆同じである。
より「賢い指導者が現れて、政治を良くする他はない」というものだ。
孔子の時代となんら変わらない。他人頼みの空虚なものだ。
そして実際に彼らが推す政治家が政権を得て、期待にそぐわない行為
をすれば、その政治家の力量不足・見識不足に責めを負わせる。愚行
の繰り返しといわざるをえない。
TVやネットで自由な言論が保障されているにも関わらず、政治に効
用をもたらさない理由は、政党がそれを取り入れるシステムの確立こ
そが大事だということを理解していないからである。
すなわち、より優れた政党内民主主義を持った政党を選ぶことこそが
民主主義の選挙なのだということを知らないのだ。
政党内民主主義の確立した政党が政権与党であれば、TVで述べられ
た優れた知見は、たちまちにして政権政党の内部でも議題となろう。
そういう状況あってこその世論でありマスコミであり、ネット言論で
ある。
政党内民主主義なしには、政党外の言論は、ただの馬鹿騒ぎ以上のも
のには、なり得ないのである。だから週末には罵詈雑言を吐く識者達
がTV番組で醜態をさらし続けているのだ。
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