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#3010/3100 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 10/ 7/ 3(Sat.) 20: 8 ( 50)
選挙のやりかた 一久
★内容
【誰も教えてくれないのさ】
選挙に行きましょうと大人たちは言う。
だが、なにを拠り所として選挙で投票すべきかについて、誰も
何も考えていないようだ。
マニフェストや政策を比べて? はて、聖徳太子ならともかく、
普通の人間に、そんなものを比較検討して答えが出せるもので
あろうか?
さらにTVの人々は言う。甘言にだまされずにしっかり考えて
投票しましょう、と。お釈迦様でもあるまいに、そんなことの
出来る人間が存在するのであろうか?
政治家に対しても識者諸氏は言う。聖人君子よ出でよ、と。
ナンセンスとしか言いようが無い。政治が始って以来ずっと、
人類はそれを言い続けてきて、かつ、いまだに果たせぬ夢で
ある。
では一体、なにを基準として投票すべきなのか?
それは、政党の内部において言論の自由や民主的な運営が存在
するかどうか、ということである。一言で言えば、政党内民主
主義があるかどうかだ。
どんなマニフェストも政策も、現実の中では修正を余儀なくさ
れる。問題はそのときに、十分な討議がなければ、独裁的・恣
意的に修正されるということだ。
(亀井氏による郵政改革逆走を支持して民主党に投票した人が
存在するのであろうか。しかし氏は我がことのように民主党
政権の権力を利用しようとしたではないか)
そうならない為には、党内においてあらゆる意見の持ち主を得、
自由な討議ができるようにしておかなければならない。
これは、その政党が選挙で勝てば勝つほど重要なことになる。
議席が増すということは、その政党による独裁制が増すという
ことと同じだからだ。
与野党伯仲のときならば、与党に党内民主主義がなくても、な
んとかなるかもしれない。しかし、与党が絶対多数を占める状態
では、政党内民主主義の欠如は、日本全体の民主主義の死を意味
する。
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