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#315/400 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********) 02/ 6/ 3(Mon.) 22:32 ( 62)
核発言問題 一久
★内容
非核三原則発言「問題」
さて、あの発言のどこが問題なのであろうか? 私には理解できない。
非核三原則が事実上、ザルだということは衆知の事実であろう。米軍
艦船が核を積んでいることは「ほとんど」確実なのだから。
そのような、鰯の頭のような「原則」でも、ないよりはマシ、という考え方
もあろう。
けれども、そもそも小泉内閣とは、そのようなものも含めて「改革・一新」
を標榜する内閣であったはずだ。
有名無実の非核三原則が、見直しの対象にならないのであれば、小泉
氏の改革に対する情熱を疑わずばなるまい。
これこそ、「なぜ、今」という、陳腐で卑怯な反応に対する答えである。
また、昨今の国際情勢を見れば、今、このような議論が出てきたのは当
然のことであろう。
インドとパキスタンという核保有国が戦争を始めるかもしれない状況
がある。
北朝鮮の国際的孤立化の進行(ワールドカップの開催国になれなかった
こともその一因である)、慢性的飢餓状態などの条件は、北朝鮮の核武
装を後押しする要因となり得る。
インド・パキスタンが核戦争を行い、北朝鮮が核ミサイルを配備した後で
も、「非核三原則は譲れない」などという寝言が言えるのだろうか。
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日本の核武装の可能性を考えることは、国益にかなうのか、そうでない
のか?
私は有意義なことだと思っている。
というのは、日本が核武装するには、アメリカの承認が必要となる。
そうでないかぎり、アメリカとの決別を覚悟しないかぎり核武装は不可能
ということである。
前者の場合は、特に問題はない。 中国韓国あたりが文句をいうであろ
うが、アメリカが認めたものは、彼らにもいかんともしようがない。
問題は、後者である。
アメリカと決別することを覚悟する事態、そういう状況に追い込めば、日本
は核武装する、という脅威を与えることは、日本の安全にとって有利であ
る。
逆にいえば、そういう状況に追い込まなければ、核武装することはない
ということだからだ。
ここ数年、アメリカの経済状況が善かったために、日本への風当たりも
弱かったが、バブル期のアメリカの態度を見るかぎり、核武装の可能性
をチラつかせるくらいの駆け引きは必要である。
核武装もあり得る、という公論が日本にあれば、アメリカの対応ももう少
しは公正であったはずである。
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