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#319/400 本会議場 市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (ldk06054) 02/ 6/18(Tue.) 4: 9 ( 37)
亀井氏の視線 KN
★内容
報道2001で、久しぶりに出演され、世情を語ってい
た。ガンかと思うように痩せて、次は無いのか?という風
に思っておられるせいか、言うことが当たっているように
思う。
今の銀行は、一般の中小企業に融資せず、サラ金に融資
していると、言われる。健全な中小から貸しはがし、見込
みのない大企業や、サラ金に貸すとすれば、許されないこ
とだ。
今は、外務省などを見て分かる通り、自分の身の回りの
ことしか分からないサラリーマンが多い。今さえ良けりゃ
と、刹那的に生きている。銀行が目先の浮利を追って動く
ことは充分予想される。
銀行の機能不全が今の不況の根本的な原因で、ここにメ
スが入れられなければ、直らない。残念ながら、今の内閣
でも無理だろう。財務大臣しても、株価が1万3千円に上
がるのを見ているだけなのだから。
改革には、痛みが伴うと言えば、いかにもまともな意見
のように思うが、観念論だろう。手術には、麻酔薬も、輸
血用の血液も必要だ。それを準備し、血圧計や心電図を見
ながら手術に入る。麻酔をしなかったら、患者が暴れ、手
術すらできない。痛みの伴う改革というのは、やはり、現
実を知らない者の言葉だった。カルロスゴーンにしても、
痛みが伴うとうまくいかないと、話していた。これが、改
革を実践した人の言葉だ。
残念ながら、痛みを伴う改革などは、大衆受けする選挙
演説でしかなかった。
基本的に、末端のことまで分かってからでないと政治は
できない。もしかして、政治的にも残された時間が無いか
もしれないと予感させる亀井氏にようやく、何かが見え始
めているというのは、皮肉なものだ。
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