〜*〜  本会議場 市民の討論広場 メイン会場  〜*〜

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#352/400 本会議場  市民の討論広場 メイン会場
★タイトル (********)  02/ 7/24(Wed.)  21:49  ( 63)
不況克服     一久
★内容
不況克服の方法

 昔読んだ平成大不況を論じた本に、アメリカの大恐慌のときも、太平洋戦争
 が始まるまで、ついに大恐慌以前の水準にまで戻らなかった、とあった。

 ということは、今の日本の経済状況も、戦争に匹敵するほどの景気刺激策を
 採らないかぎり、回復することを期待できない、ということだ。

 経済は回復の兆しを見せている、というが、個人消費は戻ってこない。

 個人消費は収入の伸びに比例するのだから、収入の伸びが期待できないの
 であれば、個人消費が増えるほずもない。

 そして、収入の伸びは、経済の成長力にかかっている。

 アダム・スミスいわく、賃金の伸びは経済の伸びに依存する。富の総量に依存
 するのではない、と。

 だから、イギリスの賃金は高く、イギリスよりもはるかに多くの富をその社会に
 蓄積していたインドや中国の賃金は安い。

 これらの国には膨大な金銀や産業があったが、経済の成長はごく微速でしか
 なかったからである。

 経済発展なしに、賃金が上がることはない。賃金が上がることなしに、個人消
 費が増えることもない。

 そして、経済発展とは「消費プラス投資」である。

 消費は経済発展に依存しているのだから、能動的に経済発展の速度を調節
 できる要素は、投資しかないことになる。

 結局、公共投資しかない、のである。

 こういうと、財源は? 国債はもうパンク寸前だ!! とか言う声が聞こえてき
 そうだ。

 国債の発行も、財源の確保も必要ない。

 政府の信用で金を創造すればいいだけのことだ。

 つまり、日銀に金を作らせればいいだけのことなのだ。

 そんなのは無茶苦茶だ、とかある女性ニュースキャースターが言っていたが、
 そう思う人は、経済というもの、金というものを、もういちど一から考え直してみ
 るとよい。

 金とは何か。 なぜ金がいるのか。 そしてなぜインフレが起こるのか、デフレ
 が起こるのか。 べつに難しい理論や法則なんかいらない。 あたりまえの考
 えを試みればいいだけのことだ。

 旧ソ連や戦後すぐの日本のように、生産力の乏しい国が通貨を大量に発行す
 れば、なるほどインフレになるだろう。

 しかし、今の日本のように、生産力が有り余っている国で、通貨を大量にばら
 まいたとしても、インフレにはならない。

 もちろん、生産不可能な一部の材においては、インフレになるだろうが。

 基本的には、多くの産業において、インフレは起こらず、それどころか、生産性
 が向上して、却って物価が安くなる可能性さえある。

 


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